一般的に、母方の祖父母が用意することが多い初節句のお雛様飾り。
もちろん、これは必ずそうしなければならないということはなく、一昔前は女性は結婚して嫁ぐと男性の家族と同居することが多く、そのため
母方の親族は生まれたばかりの孫に会うことに遠慮がありました。
そこで、初孫に会うための口実として母方の祖父母がお雛様を用意することが多かったのですが、いまではそういった理由で
用意するご家族は少ないのではないでしょうか。
また、母方の祖父母がお雛様を用意してくれた場合、自分の両親にお返しをする
必要はありません。親戚や近隣、友人ならお祝いの半額(半返し)というのが一般的な目安ですが 特に両親、子供にとっては
祖父母にあたる場合、そういったお返しも不要です。
ですが、今後 家族の一員として その成長を見守ってほしい気持ちは初節句などの
イベントのときに伝えたいもの。たとえ、実の両親であっても なにかしらのお返しはしたいですね。
初節句、ひな祭りの刻印ポイント_1
昔は初節句を女の子が迎えると 母方の祖父母が用意したお雛飾りをご近所の人に披露したりしました。
これは単に お雛様をみていただくだけでなく、「無事に赤ちゃんが成長していますよ」や「これから地域に皆さんのお世話になります、よろしく
お願いします」といったご挨拶の意味もありました。
そういったお披露目の場合は、紅白餅やお赤飯、ハンカチなどを用意してお渡ししていました。その名残りからか、
お雛様のお返しもお菓子やお赤飯をと考える方も多いようですが 今の社会においてはもっと実用的なものが好まれているようです。
特にお雛様を送ってくれた祖父母と離れて暮らしている場合は、成長の過程が伝えれるようなギフトが望まれます。赤ちゃんの成長は
日々変わるもの。近くで一緒に暮らしているとその違いはあまりわからないかもしれませんが、たまに会うぐらいの距離感だと
ほんの少しの時間でも、その成長の変化を大きく感じたりするものです。
これから 幼稚園への入園や進学・就職と先は遠いけれど共に見守ってほしい親族。ずっと手元に残るようなお返しを選びたいものですね。
初節句、ひな祭りの刻印ポイント_2
お子様が生まれた時期にもよりますが、初節句の内祝いを出産内祝いと兼ねる場合もあります。出産して間もなくはご両親も赤ちゃんの
お世話で忙しく、せっかく出産祝いをくださった親戚やお友達にも十分に そのお礼が伝わっていない場合があります。
赤ちゃんもお母様も体調が落ち着いて、特に冬生まれの赤ちゃんは桃の花が咲く3月の温かくなったころにお披露目することも多いでしょう。
その際には 初節句のお返しを出産内祝いとして送ってもいいですね。
お薦めはなにかしら初節句であるお雛様の雰囲気が感じられるもの。特に女の子なのでやさしい感じのものがよいのではないでしょうか。
赤ちゃんの名入れの写真立てなどは 赤ちゃんの成長をその都度お知らせできるのでよいかもしれませんね。いずれにせよ、今後の成長を
伝えることができるお返しが一番だと思います。
初節句、ひな祭りの刻印ポイント_3
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