まだまだ若いものの世話には・・・
2016年(平成28年)に喜寿を迎える人は、1940年(昭和15年)生まれ、満年齢だと1939年(昭和14年)生まれになります。ちょうど第二次世界大戦が始まった頃。(第二次世界大戦 1939年9月1日~1945年9月2日)そんな難局のなか幼少時代を過ごした喜寿世代。その大変さは想像すら難しいものがありますよね。
いつも元気で 負けず嫌い。そんなイメージが77歳にあるのは 生まれた時代背景にあるのかもしれません。健康だったので、60歳の還暦祝いもせず、70歳の古希のお祝いだって「まだまだ老け込んでないのに、長寿のお祝いなんて」と遠慮してお祝いしなかった人も多いのではないでしょうか。喜寿世代の芸能人といえば、王貞治さん(1940年5月20日生)や 現役大臣の麻生太郎さん(1940年9月20日生)音楽評論家の湯川れい子さん(1939年1月22日生)女優の中村珠緒さん(1939年7月12日生)等々、みなさん お若い!!「長寿のお祝いです」なんて贈り物を渡すと叱られてしまいそうです。
喜寿は「喜」という字の草書体が七を3つ重ねた形で七十七と読めることで名付けられました。江戸時代の国学者大国隆正氏は「ななそぢに七つあまれる喜びは/あらたなる御世にあへるなりけり」と読み、今も喜寿を迎えられた人の中には「喜の年」や「ラッキーセブンの年」と位置付ける人もいます。長寿のお祝いにとどまらないというところが、喜寿世代らしいですね。
とはいえ、足腰が弱ってきたり、生活に対する不安も心配になる年代。ちょうど、孫の結婚式やひ孫の顔が見られるかどうかという年齢に差し掛かり、あともう少し元気に暮らして後の世代を見守りたいと思う気持ちも強いのではないでしょうか。喜寿を祝う子供世代も子育てが一段落して、親の介護までまだ少し時間が欲しいと願う年齢。そんな気持ちを素直に贈り物に託してはいかがでしょう。
「ひ孫の顔を見るまで元気でいてね。」ガラスに刻まれた文字を見るたび、「まだまだ若いものの世話には・・・」と奮い立ってくれれば贈った子供世代も嬉しいというものです。(喜寿祝いのお祝い品はこちら→)