イタリアガラスの旅(4/4)
さて、イタリアといえば、ローマにバチカン市国・・・名所旧跡が至るところにあり、また有名な絵画や彫像にも実際に出会える場所です。日本で有名絵画をみようものなら 長蛇の列に並んで、瞬間的にしか見れないということがよくありますが、イタリアも館内に入るまでは2~3時間待ちなどありますが 一度入るとゆったりと見ることができます。
複製じゃなくて 本物ですよ(笑)というぐらい名画が身近で、ボッティチェリの「春」や「ヴィーナス誕生」もお写真OK!でした。実はイタリアの美術館は長い間写真撮影が禁止されていたようですが、グッドタイミングなことに2014年秋からフラッシュ無しの撮影なら、ほとんど撮影可能でした。こういった配慮は見る側にとってとても嬉しいことですし、一段と作品にも興味がもてて幸せな時間でした。
普段から私は高価なものであっても 後生大事に棚に飾っておくより使うべきだと思っています。特にガラスは割れるから、という理由で高価なワイングラスなどコレクションボードに飾って、普段はリーズナブルなグラスで、という話をよく耳にします。やっぱり使った方がいいですよ。ワインの味が全く変わりますから。そして高価なモノを手にすると、やはり大切に扱うようになると思うのです。その所作はモノを大切にする心と動きを育てると思っています。ですから、何事も本物に触れることが大切なのでしょうね。
さて、そんなイタリアの旅も10月に入ると薄手のセーターが必要なほど寒暖の差が大きくなり、日本に帰る準備をするようになりました。いっぱい作ったつもりのガラスも多いようで少なく・・・それでも無事終了証書はいただくことができました。
2016年秋に思うのは、イタリアに行ったことは私の人生において 貴重な財産となりした。また、今年は諸事情で絶対に一か月職場を離れることができず、イタリアなんてもっての他。すべてはタイミング。縁あっての短期留学でしたが、何事も思い立ったときがベストタイミングと信じ、これからも勉強していきたいと思います。