いつも頑張っている人へ。
仕事柄、ほとんどの友人が経営者です。例えば、個人でガラス作家活動をしている人も作家という職業でありながらも、どこかのガラス工房の下請けや所属することもなく、マネージャーがつく有名ほどでなかったりすると一人の経営者です。ガラスを作るという仕事をしながら、予算を組んだり、そのガラス作品を販売するための販路を見い出したり、イベントに参加する準備やコンテストのための情報収集など 大手の社長なんかよりはるかに経営者らしい経営者です。
なので、時々会社という大きな枠組みの中で働いている人に会うと羨ましく思います。例えば広告会社の方にお会いする時など営業マンの方がホームページの制作者スタッフを連れてこられたり、予算の話しになると上司に確認の電話を入れたり・・・本当にこの営業マンは営業のスペシャリストとして勉強したり働く時間を確保されているのだなあと羨ましく思うのです。
でも、そういった組織で働いている人たちは すべてを一人でこなす個人経営者を羨ましくみているのかもしれませんね。好きなものを好きなように仕入れて、好きな方法で売る。ファストフードのチェーン店オーナーより、街の裏路地にあるような小さな喫茶店のマスター。煌めく夜の街の高級外食店より、酔いつぶれた後でも気軽にドアを開けれるスナック。私は自分が食いしん坊なので、ご飯やさんとかでもこじゃれたカフェテラスより脱サラして夫婦で始めたうどん屋さんや串カツ屋さんが何かしらこだわりがありそうで好んで入ります。そしてその店主の顔をみてエールを送る。「めちゃ頑張っているなあ~」と。そしてそれも料理の味の内だなと思ったりするのです。
そんなこだわりのお店と店主と仲良くなったりすると 意外な話がきけて楽しいものですよ。最初からどこにも所属したことなく始めた人は少なく ほとんどが最初は大きな組織に属していたり、修行生活があったり。先日行ったピザの店も 大好きなイタリアのピザを日本でも食べてるようにしようと60歳過ぎてからお店をオープンされて食材はイタリア直輸入というこだわりのお店でした。
そして、そのお店の店主が「開店してようやく1年経ちましたよ。」とこっそり呟いたときには いつも美味しいピザを焼いていただいている感謝とこれからもエールをこめて お祝いに駆けつけたいものですね。もちろん、手にはこのビアジョッキを持って。(開店おめでとうの気持ちをこめたビアジョッキはこちら)