毎年のことだけど、今年は特別な一年に。
こんな時代だからこそふたりだけで。
コロナ禍のなかでお祝いごとのスタイルが変わってきました。例年、家族や多くの友人に囲まれて二人の結婚記念日を祝ってきた人も多いことでしょう。たとえば、成人した娘や息子たちが家に立ち寄ったり、友人夫婦と一緒にご飯をしたり。
でも、ここ一、二年はそんなささやかな一年に一度のお祝いごとさえ外食が阻まれるようになり、子供たちの帰省さえ難しくなる時代になりました。
ですが、そうだからといって夫婦二人にとって大切な結婚記念日をお祝いしないというのはツライものです。夫婦になることを誓いあった記念日をコロナ禍だからといってお祝いしないのは切ないもの。今年は二人だけでもお祝いしましょう。
まさかの今年も続くなんて。
2020年のコロナ発生によりいろんなことが自粛を強要されるようになりました。確かに2020年はオリンピックも延期になったし、子供たちの学校の休校、夏には甲子園の高校野球さえ見送られ、当たり前に行われていた結婚式や入学、卒業のセレモニーさえ中止や延期、カタチを変えたスタイルとなりました。
ですが、それは2020年で終わるものと信じて自粛できていたところもあります。それが2021年も続くなんて2020年の時点で誰が想像していたことでしょう。少し落ち着けば また以前の暮らしに戻ることができると信じていた2020年。でも実際にすぎてしまうと2021年は以前の暮らしに戻るのではなく、本当に新しいライフスタイルを身に着けなければならないと実感させられる一年なりました。
一生に一度のお祝いごとである結婚式や学校の入学式、卒業式などを今までのスタイルでできなかった人も多いと思います。でも、毎年のお祝い事である誕生日祝いや結婚記念日祝いは今まさに、新しいライフスタイルを手に入れてでも続けるべきお祝い事。コロナなんかに負けずにしっかりとお祝いしましょう。
今まで違うスタイルこそ自分たち流。
いままでのスタイルを変えることはとても大変なことです。人は新しいことを始めるときにはパワーがいるものです。今まで通りの方が簡単で、楽しくて楽チンなことでしょう。なにより いままで積み重ねてきた経験から自分たちに合ったスタイルになっているからです。
働き方一つをとってもテレワークが普及しづらかったり、海外では命を守るマスクさえつけることを拒否する人たちも。 でも、それは考え方が少しマンネリ化しているといえるのではないでしょうか。今こそ知恵を絞って新しいスタイルを手に入れたいものですね。実はその新しいスタイルが他人の考えに縛られることなく、自分たちらしいスタイルなのかもしれませんよ。
人生においてサプライズは嬉しいものです。そのサプライズでものの見方や考え方を見つめ直す機会を得ることができます。それは一冊の本だったり、一本の映画だったり、友達の一言かもしれません。ですが、今回のコロナのサプライズはあまりに大きすぎて受け止めしづらい人も多いことでしょう。
特に学生にすれば、人生においてやり直しのきかないスクールデイズをこのコロナ禍で奪われた人も多いでしょう。ですが、そんな若い学生にさえ、世の中はニュースタイルを求め、コロナ禍においても人とのつながり方や物事を共有する方法を模索させているのです。そんな彼らが社会人になった時こそ、ニュースタイルが定着するのかもしれませんね。大人の私達も負けないようにがんばりましょう。