自分の人生を取り戻そう
仕事に一生懸命な姿はかっこいい
長年勤めてきた会社を退職したり、短くとも毎日通勤していた会社を辞めることは、とても不安なことですね。夢にみたリタイヤ生活と思いきや、妙に時間を持て余したり、人とのコミュニケーションが減ったりと、今まで時間に追われたり、人間関係に苦しんでいたのに、それさえも懐かしく感じることがあるのではないでしょうか。
時に人生を仕事に乗っ取られることがあります。別に悪いわけではなく、受験勉強と同じで目標に向かって一生懸命になる様はかっこいいものです。
でも受験と一緒で目標をクリアするとぽっかりと気持ちが切れてしまうことも。その瞬間が退職や転職活動を始める時期といえるでしょう。まさにそれこそがステップアップのタイミングなのです。
生涯かけて続けられること
退職したからといってバラ色の人生が待っているわけではありません。再就職が大変な分野もあるし、仕事以外にもいろんな選択肢があります。でも、人生の時間は限られています。効率よく次のステップにつなげたいものですね。
例えば、趣味で習っていた語学やスポーツにもっと時間を充てたり、DIYや土いじりなどにもっと凝ってみたりと、仕事を辞めたから再び仕事を探すより、生涯かけて続けたいことを探すのも退職のタイミングといえるでしょう。
自分のために生きる
何事も習慣が定着するには時間が必要です。ランニングも最初は毎日できても、雨の日や寒い日などが続くと毎日続けることが困難に。それでは、生涯かけて続けられることにはなりませんよね。
生涯かけて続けられることを見つけられたら、それは人生のご褒美といってもいいでしょう。誰かに強制されるわけでなく、他からも称賛されるわけでなく、ただ自分のためにできることほど贅沢な時間はそう多くはないのです。
心が欲し、身体が動くことを見つけ、毎日淡々とこなす姿こそ、本当にかっこいい姿だと思うのです。そんなかっこいい生き方こそ、退職後に求める生き方ではないでしょうか。
人生100年時代と言われるようになり、80歳や90歳でも元気にシニアをたくさん見かけるようになりました。でも、そうやって元気でいられるのはずっと下準備を20年、30年と続けられたからこそです。だれのためでもない、40年後、50年後の自分のために退職を機に自分にプレゼントしてみませんか。それは自分への決意表明でもあるのです。そんな自分へのプレゼントに刻印するポイントは
タイトルは、特になくてもいい。
いかがでしたか。退職したからといって、同僚や家族が祝ってくれる環境にばかりいるわけではありません。でも、仕事で今まで頑張ってきたことを知っているのは自分自身です。そんな自分をもっと褒め称えましょう。その自分への称賛が30年後、40年後の自分を作るのです。