定年退職という重み

家族のために頑張ってくれたお父さんへ。

短期間での退職と違い、20年、30年と長きに渡り、家族のために頑張ってくれたお父さんが定年退職となれば、なにかしら感謝の気持ちを贈りたいものですよね。職種にも寄るでしょうが、同じ職場で長年勤める仕事もあれば、日本各地のみならず世界各地を転勤する職種もあるでしょう。もちろん、仕事は自分のスキルアップのためや世の中のためと思い働くでしょうが、ベースになるのは共に生きる家族のためではないでしょうか。

人は自分のためだけでは頑張れないものです。でも誰かのためであれば、多少のしんどさも苦にせず頑張れるものです。それは愛する人たちを守りたいと思う使命感に似ているかもしれません。そしてその思いに支えられて家族は守られ、生活してこれたのは紛れもない事実。

そんな仕事の区切りに家族からお父さんに定年退職のお祝いをしたいものですね。

定年退職がなくなる今、健康が一番。

ここ数年で定年退職の制度はどんどん変わりました。就職さえも第二新卒と呼ばれる自由な空気感になり、定年退職も定年を迎えても再雇用や出向など本人の希望次第で同じ職種への再就職への道が開かれるようになりました。

でも、定年退職を迎える年齢は50歳代以上。身体にも変化がある年齢です。長年培ってきたスキルや人脈を会社や世の中のために役立ててほしいと願う反面、家族ならば健康を一番に願うのではないでしょうか。仕事も趣味も健康であれば続けることは簡単です。現代の寿命がいくら伸びたからといっても健康で長生きが一番。その思いを家族から改めて伝えることができるのも定年退職祝いの大切な使命だと思うのです。

元気で楽しく暮らしてほしい願いをこめて

長年続けてきた仕事で、その仕事をベースにした生活リズムがあります。毎朝何時に起きて、何時に出社して、、、それに合わせて家族の生活リズムを作ってきたことでしょう。それを定年退職したからといって一気に変えることは家族も、本人も不安になるはずです。

若い世代は「卒業」という言葉で生活リズムを変えることがメンドウではないでしょうが、中高年となるとその生活リズムを変えることで不健康になるのではないかと身体以前にメンタルがついていかない場合があります。でも、定年退職を迎える世代はその負けてしまいそうなメンタルを後押しして前に進めることが大切。その支えが家族からの定年退職祝いになると思うのです。

たとえば、定年退職を機に「晩酌を減らす」や「ウオーキングを始める」など、ちょっとした健康を意識した生活を始めることが後々の健康につながる大事なタイミング。定年退職への感謝の言葉を贈るとともに、そんな健康への願いもお父さんに伝えることができればいいですね。

長年に渡り仕事を頑張ってきたお父さん。家族のためだからこそ一つの仕事を続けることができたというお父さんも多いはず。そんなお父さんだからこそ、自分の健康となると後回しにしがちです。子供のため、家族のためと思えばどんなことでも苦にならなかったことが、自分のためとなると三日と続かなかったり。

そんなお父さんにこそ、定年退職をきっかけに自分のことを最優先で考える気持ちを持ってもらえるような贈り物を贈りたいですね。晩酌のときに「健康には気をつけて」や「家族から感謝」のような一文を刻んだグラスが手元にあれば　家族からの想いは通じるでのはないでしょうか。なによりも、「今までありがとう、これからも元気で長生きしてね。」この一言は伝えたいものですね。