退職する人も、見送る人も心に残るお疲れ様会に。
退職祝いに名前入り記念品をお薦めする理由
日本の3月といえば年度末。卒業式と同様に会社人にとっても卒業という退職を迎える人が多いのではないでしょうか。
最近では退職も早期退職や勇退職など様々はカタチが増えてきましたが、お世話になった先輩には「今までありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えたいものですよね。今まで言葉に出さずとも仕事上、そのスタイルを「すごいなあ~」「見習いたいなあ~」と尊敬する先輩はいるものです。そういった先輩に出会えたことは人生の財産。自分自身のためにも「感謝」の想いを伝えましょう。
年齢が離れていたり、役職が自分よりかなり上の先輩には、お世話になって憧れていたとしても言葉に出して伝えるのは勇気がいるものです。でも、退職されてもなにかしらご縁を持ちたい(自分の理想としたい)と思う先輩には心に残る記念品を贈ってみてはどうでしょう。
私も自分が社会人に成り立ての頃、教育係の先輩上司が家庭の事情で突然退職されることになりました。社会人として名刺の渡し方からお茶の淹れ方まで教えていただいたのに、急な退職だったのでまともに「お世話になりました」の一言さえ言えずに、お疲れ様会の時に握手をするのが精いっぱいでした。
その先輩上司には仕事上の基本的なワークだけでなく、会社員としての在り方も教えていただいていたので先輩上司の退職後も私の心の中では「先輩だったら、こんなときどうするかな」とよく問い続けたものです。
でも、新入社員だった私は、先輩は退職すれば私のことなんかすぐに忘れてしまうだろうと思い、寂しい気持ちと葛藤しました。なので、しばらくして退職された先輩が再び職場に遊びに来たときに「元気に仕事をしているか心配だった」と声を掛けてくれた時は本当に嬉しかったものです。
退職されてもそれが縁の切れ目ではありません。心の中でつながることで仕事上 安定したワークができるときもあります。そういった意味でも退職祝いにはカタチに残る記念品をぜひお渡しいただきたいと思うのです。
名前入り記念品にこだわる理由
記念品が食べて無くなるお菓子や枯れて朽ちる花束より、なにかしらカタチに残るものがよいとお薦めさせていただきました。カタチに残るのではあればなんでもいいのかというと語弊がありますが、残らないものより残るものがいいと思います。
そういったなかで「名前入り」をお薦めするのは受け取った方も心寂しく感じる退職後になにかしらのやすらぎを感じていただければ嬉しいと思うからです。「こんなしんどい会社早く辞めたかった」といいながらも30年40年と勤続された方ならすでに生活のルーティンが出来上がっていることでしょう。それがある日突然終わる。やはりキモチ的に受け入れ難いものを感じることもあるのではないでしょうか。もちろん最初の数日は楽しく過ごされることでしょう。ですが、時間とともに社会に取り残されたキモチになり、就職活動や趣味を探したり、ボランティアに参加したりとなにかしら人との縁を探し始めるものです。
そんなとき、以前働いていた職場からの贈り物は自分を支える品となるのではないでしょうか。会社での功績でたくさんの表彰をされた方ならともかく、普通は会社から表彰されることなど無きに等しいものです。でも、その職で長年頑張ってきたことを知っている同僚・後輩・家族から贈られた記念品はその証のようなものです。
人は自信をつけると活動的になれます。自分の実績を忘れてしまいがちな退職早々の時期こそ、「名前入り」退職記念品の活躍の場だと思うのです。それが「名前入り」のすごいところでもあるのです。
退職記念品の名前入りポイント
では、実際に名前入り記念品を贈ろうと思ったときになにを名入れするか。それは決して退職される方の名前である必要はなく、会社の名前だけでもよいのです。ですが、できることなら在職期間を名入れすることは望ましいと思います。
そんな気になる名入れポイントをまとめましたので参考にしていただけると幸いです。
会社名だけでなく所属していた課やチーム名もいれる
会社ロゴを使う場合は会社に許可をとる
お疲れ様会の日付をいれてもよい
贈ったメンバーの個々の名前より○○一同などとする
いかがでしたでしょうか。特に3番目のお疲れ様会の日付は絶対に変わらないということが前提です。もしご本人の体調次第で流動的な場合は名入れすることを辞めましょう。また、贈ったメンバーも絶対不動なら入れてもよいのですが、実際にプレゼントされた瞬間に「私もプレゼントしたかった」などという人が現れそうな場合は、○○一同が無難です。職場というグループは抜き出ることなく収まるのも大切な和の心。名入れせずともメッセージカードや熨斗をつけることでオリジナルメンバーがわかるものです。
そしてこの次にあなたが再びこのサイトを訪れてくださるときは、退職された先輩と再び会う機会に恵まれ、なにかしらのプレゼント探しに再訪していただければ幸いです。この記事が少しでもあなたのお役に立ち、あの時の贈り物がとても心強かったと喜ばれるような退職祝いのプレゼント が贈れますよう心よりお祈りしております。