定年退職祝いに名前入りプレゼントを贈ろう
定年退職祝いに名前入りプレゼントが選ばれる理由
最近は名前入りプレゼントの種類が増えました。手軽に贈れるようになった名前入りプレゼント。実はその裏には名入れの技術進歩もさることながら、需要と供給の関係もあるのです。
私はガラス製品への名入れを20年していますが、その間にガラス製品の名入れを3Dプリンターのような技術で行うところもでてきました。私が始める少し前はすべて手彫りということも多かったぐらいですが、それから考えるとお釜でご飯を炊くのと、電子レンジでご飯を炊く違いぐらいの進歩です。
どちらの出来具合が良いということははありません。それほど、お客様の需要が増え名入れプレゼントが一般的になり、それに伴い技術も進歩したのです。
多くの人の目に留まることが増えるようになった名前入りプレゼント。それは日本ならではの その人の名前が持つ意味に魅かれるからかもしれませんね。同様に会社の名前にも意味があります。
定年退職を迎える人のなかには家族よりも会社の同僚と過ごした時間の方が長い人もいることでしょう。仕事一筋、プライドを持ってがんばってきた会社の先輩上司、 名前を入れるのは、贈る相手の名前だけで会社の名前を入れるとよい記念になるのはないしょうか。
定年退職を迎えて、ご家族からプレゼントを受け取る方も多いでしょう。ですが、会社の名前の入った退職祝いは会社の同僚・部下・仲間からしか贈ることはできません。ぜひ、この機会に名前入りプレゼントを贈られてはいかがでしょうか。
お世話になった想いをこめて
定年退職を英語にするなら Congratulations on your retirement や Retirement Celebrationでしょうか。ですが、「定年退職」という終身雇用性に基づいた考えは欧米では一般的ではありません。ですから、Happy Birthdayのように、第二の人生を祝してHappy Retirementとするのが日本的にはしっくりくると思うのです。
Happyをつけることで、明るい未来がみえるような気がしませんか。実際に、平均寿命が80歳を超えた今、60歳前後で退職したとしても15年から20年以上の年月があります。新しいことを始めるにしても充分な時間があるといえるでしょう。 そんな 明るい未来を祝う気持ちで退職を祝うのもよいのではないでしょうか。
誰かを応援することは自分を応援すること
長年在籍した会社を去ることは、いくら明るい未来が見えていたとしても、物悲しく感じる時でもあるでしょう。毎日通っていた通勤路や立ち寄っていたお店、定刻に起きることが常となり、休日を楽しみに会社に向かう日々。その時間の流れが断ち切られてしまうことに不安を感じることもあるでしょう。
ですが、おおよその人がその通過点を通ります。そんなとき、心の支えになるのは同僚や家族から贈られた退職記念品だったりするのです。 長年に渡って会社人生を送ることができた自信は、その後何かを始めるときの自信にもつながります。学校の卒業証書も同じようなものですね。これだけの期間ここに在籍した記録は紙切れ一枚であったとしても、自分のなかの誇らしい一枚のはずです。
会社によっては定年退職記念品が贈られる会社もあることでしょう。ですが、もしそういったものがないのなら、ぜひその記念品を大切な先輩上司の退職祝いに贈ってみませんか。
お花やお菓子など無くなってしまうものよりもぜひ形に残る記念品を贈ってみてはいかがでしょう。そしてその品に名入れすることで、その品は世界に一つだけのその人のためだけの退職記念品になるのです。
世界に一つだけの退職記念品を贈ろう
名入れすることで、世界にたった一つだけの退職記念品になるのはわかったけど、みんなどんな言葉を刻んでいるのだろうと思われる方も多いのではないでしょうか。同じ退職祝いでもご家族からと会社の同僚からでは刻む内容が違ってきます。仮にご家族から会社の名前の入った退職祝いを贈られたら違和感が起こるかもしれません。
ここでは会社から、もしくは同じ部署から定年退職を贈るというイメージで、その名入れの際に気をつけていただきたいポイントを書き記してみました。
定年退職と名入れするよりHappy Retirementのように明るい未来を暗示する
退職日を名入れするときは必ず総務・人事部に確認する
現在の役職名はつけない
できれば入社日から退社日までの期間を名入れする
贈る会社名や部署名も名入れする
いかがでしたでしょうか。公務員や役所関係の退職記念品を作る場合は、その方の入社から退職までの在籍した部署名や役職名をすべて刻印することもあります。A4サイズのガラス盾いっぱいにその経歴が刻まれると、まるでその方の人生の一部を垣間見たようで、製作者側の胸も熱くなります。
もちろん、お名前と退職日だけというものが一番多く制作させていただいています。企業様からの依頼の場合はその会社のロゴマークをお預かりして制作もさせていただています。そうやって長年の功績を称えて贈られる会社はよい企業なのだろうなあと思うこともしばしばです。
名入れの技術は最初に書いたように、1つからでも作れるように進歩しました。ぜひ、あなたもこの機会に贈ってみてくださいね。 この記事が少しでもあなたの退職祝いの記念品選びのお役に立てますよう心よりお祈りしております。