父に喜ばれる退職祝いプレゼントとは
今まで家族のために頑張ってきた父へ
私が社会人になった頃に思ったことは、「夏休みや春休みがないんだ。」や「台風でも会社に行かなくてはならないんだ。」など。社会人となって数年もたつと当たり前のことが、入社したばかりの頃はとてもツラいことに思えました。
そんな社会人生活も、「自分のため」に働くことから始めたので、たとえシンドくとも「自分のため」と思うと頑張れました。ですが、いつのまにか責任のある地位についたり、自分だけのためではなく家族のためや社会・地域のためとなって働くようになり・・・そんな中で、仕事に対する「やりがい」や「意味」を見つけ出してきました。
仕事はいつも楽しい時だけではなく、しんどいこともあり、誰しも一度は「仕事を辞めたい」と思ったことがあるのではないでしょうか。
ですが、生活するために仕事は必要です。いつの頃からか「自分のため」ではなく、私たち家族のために仕事を頑張ってきてくれたお父さん。 そんなお父さんが長年働いてきた会社を退職する時には、やはり家族から感謝の気持ちをこめたプレゼントを贈りたいものですよね。
感謝の気持ちを込めたプレゼントとは
お父さんが喜ぶものとは何でしょう?お花や美味しい食事に料理、、、きっと家族からの退職祝いプレゼントなら何を贈っても喜んでくれるでしょう。
ですが、思い出してみてください。子供の頃に「父の日」に、幼稚園で描いたお父さんの似顔を受け取ったときのお父さんの嬉しいそうな顔。 そこには、子供の成長を心から喜ぶ父の笑顔があったと思うのです。もちろん、他にも学校行事で頑張っている自分の姿を必死で応援してくれた父。進学した際には我が事のように喜んでくれた父。どれもこれも家族の成長を感じた時の父は嬉しそうな顔をしていませんでしたか。
自分のために始めた仕事も、いつのまにか家族のために頑張るようになったとき、家族の成長こそが父の喜びだったと思うのです。退職祝いにプレゼントをお父さんに贈るなら、その家族の成長を記録したプレゼントほど、お父さんの退職祝いにぴったりのプレゼントはないと思うのです。
家族の成長を記録したプレゼントとは
ふだん結婚や進学・就職で離れ離れに暮らしてる家族が、一同に会して食事をするのもお父さんにとっては、家族の成長を感じる瞬間でしょう。身一つで生まれてきた子供がそれぞれの家族を持ったり、社会人として責任ある仕事をしてる姿は、お父さんにとっても誇らしいことでしょう。
ですが、あまりに高価な退職祝いプレゼントだと自分たちも若い時に苦労してきた経験があるからこそ、申し訳なく思われるかもしれませんね。また、その場ですぐに無くなってしまうものも家族の記録を残す退職祝いプレゼントとしては少し役不足でしょう。また、お父さんの趣味のものや衣類や小物など、離れて暮らしているとその趣向が変わっているのに気づかないこともあるかもしれません。
退職は社会人としての人生のステイタスを一区切りつけるための儀式のようなものです。お父さんにしても、これから歩む第二の人生に思いを馳せ、いままでと違ったライフスタイルに挑もうと考えているかもしれません。いままで家族の成長を見守ってきてくれたお父さんに、今度は家族からそのお父さんの決めた第二の人生を応援するぐらいの気持ちの退職祝いのプレゼントが良いのではないでしょうか。
第二の人生を見守るプレゼントとは
わたしの父は趣味が写真でした。退職と同時にその趣味の写真の個展を開いたことをいまでも鮮明に覚えています。写真が趣味といえば、カメラは高価な機械であり、個展といっても元の会社の同僚や家族・親戚が集まるようなこじんまりとしたものでしたが、いままで仕事だけしていたと思っていた父の意外な一面を知ることができました。
きっと、退職にむけてみなさんのお父さんもなにかしら考え、新たな仕事や以前から趣味、ボランティアや地域活動など考えていることでしょう。でもどのような選択をしたとしても、いままで家族を見守ってきてくれたお父さんに対し、今度は大人になった私たち家族がお父さんを見守る番だと思うのです。
どんな退職祝いのプレゼントであれ喜んでくれるお父さん。だからこそ、お父さんを見守るほど成長した家族からの退職祝いのプレゼントに選べばれてはいかかでしょうか。またそれは、私たち家族が成長した証となり、お父さんを何よりも喜ばすことができると思うのです。
人生100年時代と言われるようになりました。それでも家族といったカタチは今も昔も変わらず存在します。退職はまだ人生半分折り返しの儀式に過ぎません。まずはその折り返しの第一歩を収めた家族全員の写真一枚と感謝の言葉で、お父さんにとっては最高の退職祝いプレゼントになるかもしれませんよ。
そしてこの次は、お父さんの喜寿祝いや米寿祝いといった長寿のお祝いプレゼントの選び方に、このサイトを覗いていただけたら幸いです。どうぞ、お父様がつつがなく良き退職の日を迎えられますように、お祈り申し上げます。