初正月祝いってなんだろう。
あかちゃんが初めて迎えるお正月
家族や親戚が集まるにぎやかなお正月。そんななか 今年初めて家族に加わった赤ちゃんが初めて迎えるお正月を初お正月といいます。
たしかに年端もいかないあかちゃんにおせちやお年玉などは無用なもの。ですが 出産祝いとはまた違うお祝いをしたいのが初お正月。実はそんな単純な話ではなく、室町時代や鎌倉時代からもという説があります。女の子には「羽子板」、男の子には「破魔矢」・「破魔弓」を贈る風習があり、地方によっても内容は少し変わるようですが 赤ちゃんの無事に成長を願い、また厄除けやいままでの無病息災にも感謝して贈られるようです。
12月13日頃に贈って、1月15日に片づける
12月13日は古来から「正月事始め」といって、お正月の神様をお迎えする準備をする日です。その前後に初正月祝いを贈って飾るのがよいとされています。ただし、12月29日と31日は「苦立て」や「一夜飾り」といって縁起がよくない日とされているので避けましょう。
また、しめ縄同様1月15日に一度片づけ 改めて3月3日に桃の節句や5月5日の端午の節句に飾るのが通常です。なんとも忙しないお飾りですね。それでも赤ちゃんの成長を願う気持ちがあれば 初正月も一生に一度 大切な行事といえるのではないでしょうか。
一生に一度をカタチに残して
そんな家族みんなからの大切な想いを受け継いだ初節句飾り。できることなら一生大切にしてもらいたいものですよね。でも実際は思ったより年月は早く流れて子供はあっという間に成長して ついついお正月飾りさえ出さないことが多くなってきました。
昭和の時代は車にしめ縄をつけて走っていた、といっても令和の子供たちは信じてさえくれないかもしれません。それだけ子供の成長だけでなく時代の流れも速くなりました。子供の成長を願う気持ちだけはいつの時代も変わらないものですが その仕様は刻々と変わってくるのかもしれませんね。
だからこそ、その時の想いを言葉にして残しておきませんか。ガラスのボックスなら初正月をどのような想いで迎えたか言葉で残すことができます。
思いを伝えることはとても大切なことです。初正月に感じたあなたの想いを残すことはあなた自身の覚悟でもあります。新しい家族を迎えた初正月だからこそ、自分自身のため、子供のためにタイムカプセルのようなボックスを作ってみませんか。