人生100年時代だからこそ。
80歳、90歳といってもまだまだ現役
最近はテレビのインタビューでも元気に受け答えしているご年配者が多くなってきたと思います。90歳を超えても元気に畑仕事をしたり、趣味の旅行やお洒落を楽しんだり。自分もそんな風に元気に年を重ねたいといつも憧れてテレビをみたりしています。
特に女性向けの健康食品のコマーシャルでは90歳を超えてもすべすべお肌や頭も足腰もしっかりしているなど、本当に90歳?と疑ってしまいそうなほど元気なシニア世代がでていて、コマーシャルとわかっていても嬉しくなります。
同じ年代でも持病や体調不良で悩んでいる人も多いでしょう。もしかしたらテレビでインタビューされていた人や コマーシャルにでている人たちはほんの数パーセントかもしれません。それでも私たちはその数パーセントを目指したいですね。
健康の裏には努力がある。
若い時は疲れても寝れば治るというものでした。でも実際は60歳になると女性では12%、男性では19%の人が加齢に伴う自立が低下し始め、90歳を超えると男女とも10%前後しか自立した生活をできる人はいないそうです。この自立した生活をできる、できないは 運動をよくする人や前向きな人など色々な要素があるようですが、いずれにしても健康であることを意識して準備してきた人が 90歳以降も自立した生活を手に入れられるようです。
若い人ほど、年寄になればなるほど生活は楽だと思っている人が多いのではないでしょうか。実際は運動すればどれだけ運動能力が高くとも若い時より疲れます。また その疲れの度合いは一年一年と年を追うごとに増してきます。でも、その疲れと上手に付き合いながら運動を続けた人にだけ元気な老後が待っています。
精神面においても、一年ごとに健康や金銭面で不安になったりします。これはいくら準備していても不安なものは不安です。その不安と上手に向き合いながら前向きに考えられる人だけが精神面も安定した老後を過ごすことができます。そう、お年寄りは実はとても大変なのです。
心寄り添うサポートが一番の薬
でも、どんなに大変なお年寄りでも楽しみなことが子供や孫、ひ孫の自分たちの子孫の成長ではないでしょうか。自分の健康や金銭面よりも子供や孫、ひ孫が元気で豊かに暮らしていることがなによりの喜びなはずです。
お年寄りの健康の秘訣は、自分の子孫が元気でいる姿を何かの折りにつけ、目にすることが一番の健康法だと思います。昔は同居することが美徳のようにいわれた時代もありましたが 今はそれぞれの世代のライフスタイルの違いを尊重する立場から一概に望ましいとは思われてないようです。少し距離があるくらい、それでもなにかしら人生のお祝いごとのときは集まって近況を報告し合いたいものですね。それこそが一番の薬となることでしょう。
誰しもいつかは必ず老いと対峙するときがきます。そんなとき 一番の敵は孤独や寂しさではないでしょうか。もし、おじいちゃん・おばあちゃんが居てくれたから僕たちがいるとメッセージを伝えられるものが近くにあれば その孤独や寂しさも紛れることでしょう。
遠く離れて住んでいたとしても、また滅多に会えないとしても、そのメッセージがしっかりと心に響いていればおじいちゃん・おばあちゃんも心強く思うことでしょうね。