百寿を迎えるその日に。
長寿の祝い
百寿とは読んで字のごとく100歳のお祝いです。本当におめでたいお話しですよね。60歳の還暦や70歳の古希は中国から伝わった文化といわれていますが、77歳の喜寿を境にその多くの長寿祝いは日本の言葉で作られました。また、世界でも100歳以上のご長寿さんをセンテナリアンと称し国をあげてお祝いします。
たとえば、wikipediaによると、アメリカでは伝統的に大統領が手紙を送り、イギリスでは女王が挨拶状を、スウェーデンでも国王または女王から電報が届くそうです。
日本でも銀杯とともに総理大臣から祝状が贈られるとか。残念ながら周りに100歳を越えた知り合いがおりませんので、そういった祝状を拝見したことはありませんが、いただいたなら親戚・親族一同でお祝いしたいものですね。
百寿のいわれ
世界でも有数の長寿国である日本では、60歳以上の長寿を下寿、80歳以上の長寿を中寿、100歳以上の長寿を上寿と分けることがあります。また、日本では先に白寿(99歳のお祝い)があって、あとから百寿ができたそうです。
また、108歳を茶寿(「茶」という字の草かんむりは古く「十十」と書いたので、まずここで10+10で20。 次に、下の部分は「八十八」を縦書きしていますので、草かんむりの20と足して108)
111歳・・・川寿(せんじゅ)(「皇寿<こうじゅ>」「王寿<おうじゅ>」とも)
112歳・・・珍寿(ちんじゅ)
118歳・・・天寿(てんじゅ)
120歳・・・大還暦
ちなみに、男性世界長寿記録保持者は日本人で、木村次郎衛門さん(1897-2013)です。もちろん、日々書き換えられる長寿記録ですから、もしかしたら新しい長寿記録が明日にでもでるかもしれませんね。
100歳はスタートライン
元気だとはいっても体力に衰えがでる100歳。人の身体は120歳ぐらいまでその機能を維持する能力があると云われてますが、だからといってそれ相応のケアが必要です。でも、100歳はようやく上寿の切符を手にしたようなもの。111歳の川寿にむけて長生きしてほしいものですね。
誰しも、生命を受けてその力を発揮し ある人はオリンピックを目指し、ある人なノーベル賞を目指しと長寿を目指すのもそれと似たものがあるのかも知れません。なので、100歳はまだそのスタートライン。自分さえも知らなかった長寿できるという力を使って、元気に過ごしてほしいものですよね。
そして、その血を受け継ぐものとして親戚や友人で100歳を迎えられる方がいるならお祝いしましょう。そして心からの「元気で長生きしてね」願いを贈りましょう。
お祝いされることの喜び
生きていればいいことがあると思えるのは、それはとても幸せなこと。実際に当店には老人ホームといった施設から百寿祝いの記念品のご依頼を受けることも多いです。長寿であることにより身寄りが少なくなってしまうことも事実。ですが、お祝いする側がたとえ身内でなくとも、嬉しく感じるそんな心の余裕をご長寿の方ならお持ちなのではないでしょうか。
そんな当店への依頼も多い百寿のお祝いの記念品。名入れする言葉は圧倒的に日本語が多いですが、いくつかパターンを上げましたので参考にしていただければ幸いです。
祝 百寿 これからも元気で長生きしてください。
祝 百寿 おいつまでも元気で私たちを見守ってください
祝 百寿 いつまでもお健やかでいらっしゃいますよう お祈り申し上げます
祝 百寿 これからもお体を大切に いつまでお元気でいてください
いかがでしたでしょうか。名入れは縦書きの和文がほとんどです。上記の言葉以外に、贈られた方の親族一同や家族一同、ケアホームの名前といった贈り主、あとお誕生日を入れます。また、最近ご依頼が多いのがケアホーム以外にも地域の老人会やボランティアさんからのご依頼も多いです。それだけ百寿が身近になってきた証拠かもしれませんね。
そしてこの次にあなたが再びこのサイトを訪れてくださるときは、無事百寿を迎えられ次の111歳の川寿のお祝いを探しに再訪していただければ幸いです。この記事が少しでもあなたのお役に立ち、いつかその方がギネス記録として残ることを心よりお祈りしております。