寄り添い続ける夫婦としての理想像に。
ご夫婦揃って、お祝いできることの幸せ
いまやアメリカでは「二組に一組の夫婦」、日本でも「三組に一組の夫婦」が離婚する時代となりました。その理由は様々でしょうが、一人でも生き易くなった時代ともいえるし、我慢しなくてもよい時代になったともいえるでしょう。
だからこそ、半世紀にわたり夫婦で過ごされているということはなによりもスゴイこととは思いませんか。親子だから、夫の(妻の)両親だからとそういった垣根を払って、人としと当たり前ながらも偉業に近いと思うのです。
単に婚姻生活を続けるのがよいというわけではありませんが、健康で言い合いもするけれどお互いを労わる姿は見ていても微笑ましいものです。そこには50年連れ添ったからこその味わいのようなものさえ滲みでています。
そんな金婚式を迎えられたご両親(義父母)に「おめでとう」の言葉を伝えてみてはいかがでしょう。きっとそんなお二人からこその温かい言葉が返ってくることでしょう。
市区町村単位でも祝われる金婚式
最近は多くの市区町村や商工会議所でも、その住民や会員に対して金婚式のお祝いを贈呈するところが増えました。ほとんどが申請制のようですが、自分たちの両親を他人様が祝ってくださるとは有難い話ですね。
金婚式のお祝いは50年に一度のこと。実は私は、私の義父母の金婚式をすっかり忘れていて、役場からの「今年、金婚式を迎えられますがお祝いを申請されますか」との問い合わせに気づいた始末です。義父母の結婚記念日は4月1日で、その問い合わせが6月だったので、すでに2か月以上も過ぎている・・・。
ここで知ってしまったのに知らないふりをするのは自分に悔いが残るというもの。実はその年の7月に母の77才の喜寿のお祝いを迎えることになっていたので、併せてお祝いをすることにしました。なんとかこれで嫁としての面目を保ったものの危ないところでした。
でも、実際はよくあることだと思うのです。そういったときに、たとえば孫にあたる子供の結婚や誕生日、また母の日や父の日、新年のご挨拶に合わせて贈ってもよいと思うのです。長寿のお祝いは指折り数えて考えていたのですが、本当に両親の結婚記念日だけはお祝いの予定にも入れてなくて、今から思い出しても冷や汗です。
人生の先輩として
私自身はすでに実の親よりも義理の親との生活が長いので、金婚式のお祝いを忘れていてもあまり気にしないのですが、少し距離がある関係ならこれを機にご両親の金婚式のお祝いについて考えてみるのもよいかもしれませんね。長兄・長女が50才未満ならご両親が金婚式を迎えられる日も、そう遠くないでしょう。
また、仮にすでに過ぎていたなら結婚60周年のダイヤモンド婚式を考えてもよいかもしれませんね。私の義父母はプレゼントしたときに「つぎはダイヤモンド婚式のお祝いを待っているわ」と意気揚々としていました。
ただ、実際にはいつ体調を崩してもおかしくない年齢になっているもの事実です。それほど夫婦ふたりが健康で50周年の結婚記念日を迎えられることは奇跡にも近いこと。ぜひ、忘れずにお祝いをしてくださいね。
カタチに残る記念品を
せっかくの金婚式のお祝い。なにかしらカタチに残る記念品を贈りたいものですよね。私どものサイトにも地元以外に他府県の市区町村から金婚式の記念品の制作の仕事のご依頼をうけています。そういった経験から、名入れの記念品にされるならどういった点に気を付ければよいか、いくつかまとめましたので参考にしていただけば幸いです。
祝 金婚式のあとに漢字でご両親の名前を刻む
贈る年と結婚記念日を名入れする
人気なのはペアグラスよりもフォトフレーム
インテリアとして飾るならローマ字の名入れでもいい
いかがでしたでしょうか。実際には結婚されたご夫婦の約30%が金婚式を迎えられるというデータがあります。約三分の一が離婚され、残り三分の一が、夫もしくは妻のどちらかに先立たれているという事実。だからこそ、ご両親の金婚式はまだまだ結婚生活の通過点のお祝いと思ってダイヤモンド婚式を目指してふたり仲良く元気に過ごしてほしいものですね。
そしてこの次にあなたが再びこのサイトを訪れてくださるときは、10年後のダイヤモンド婚式のお祝い探しに再訪していただければ幸いです。この記事が少しでもあなたのお役に立ち、ご両親さまが健康で健やかな日々を送られますよう心よりお祈りしております。