お祝いする日が遅れても。
相手の気持ちに甘えて何もしない
先週の日曜日は父の日でした。「今年の父の日はなにかお祝いしよう」と思っていたのに、渡しそびれいる人はいませんか。感謝の気持ちやお祝いしたい気持ちはあるけれど、タイミングを外してしまって結局なにもしなかった、そんな経験は誰にだってあるはずです。
ましてや、それが親しい人ならなおさらのこと。「伝えなくてもわかるだろう」や「来年もあるし」など、つい相手の気持ちに甘えてしまいます。でも、それってクセになってしまうことがあるのです。「来年こそは」という思いがここ数年続いている、という人はいないでしょうか。そして、来年もたぶん何もしない自分を見抜いているのではないでしょうか。
とても熱い想いをもっているからこそ
本当は、そうゆう人ほど感謝の気持ちやお祝いしたい気持ちが強いのです。「今年こそは」と思うだけで、最初からなにも思わない人よりお祝いしたい気持ちを伝えたい想いが強く、お祝いできなかった自分を恥じているからです。
自分を恥じることは自分自身をとても苦しめています。でも、それでもお祝いのタイミングを外してしまうのは、その人がとても照れ屋の恥ずかしがり屋さんだからでしょう。お祝いした相手からのリアクションを想像して、自分の想いは強すぎるのではないかと勝手に思い込み、そして少しでもタイミングを外してしまうと後回しにしてしまう。
それでは、いつまでたっても感謝の想いやお祝いを伝えたい気持ちは届きませんよね。自分の心のなかで行ったり来たりしているだけです。でも、そうゆう人ほど、滅多に会えない人や時に伝える想いはとても熱いものがあるのです。
相手がいるからこそ伝えれる想い
実はお祝いしてもらう人は、そんなあなたの熱い想いなど察していないのかもしれませんよ。結婚のお祝いで、100万円お祝いしてくれた方と、1万円のお祝いをしてくれた人に100倍の差はあるでしょうか。まずは結婚式に参列してくれただけで、嬉しく想い、お祝いの中身がその想いの熱量と比例するなど考えもしないはずです。
その場に居合わせてくれたことがなによりものお祝いの気持ちであり、お祝いの品の中身はなんだっていいのです。「ありがとう」の一言がなによりものお祝いといわれるのは、それゆえでしょう。
お祝いのタイミングをいつも外してしまう人は、まずは遅れてもいいから「ありがとう」を伝えましょう。実はそこに「来年こそは」の来年はないのかもしれないのですから。
お祝いはクセづけすることでそのハードルが低くなります。いつも高い山を目指すより、低い山をいくつもこなして行くほうが簡単なように、まずは毎年の父の日や母の日に感謝の想いを伝えてみませんか。街がお祝いムードの時ほど、お祝いは始めやすいはず。そして、そのお祝いはいつかあなたがお祝いされる側となって返ってくるのです。そんなスタートダッシュの父の日のお祝いギフトに刻印するポイントは
タイトルは 「ありがとう」だけでもいい。
いかがでしたか。クセを付けることは至難の業です。三日坊主の日記やダイエット、運動にボランティアなど、続ければ心にも身体にもいいとわかっていても続けれないことが今までの人生のなかでもたくさんあったはずです。でも、それらを今までも始めては止め、止めては始めてを繰り返してきたはず。お祝いだって同じこと。今年の父の日を祝ったら次は数年後かもしれません。それでも思い出したようにお祝いをする。それでいいのです。親しい間柄だからこそ、そんなお祝いも許されると自分を甘やかしましょう。