お店を続けるって大変なこと。
当たり前にそこにあるお店。
時々通うコーヒーショップや出前を頼むお寿司やさん、酔うと最後に必ず訪れるバーやお惣菜やさん。そこにあって当たり前のお店もこのコロナ禍で苦戦を強いられている飲食店が多いようです。
以前と変わらずに通っているお店でも国からの「緊急事態宣言」や毎日のコロナ感染者の数に怯え、飲食店への足は遠のいているはず。
実際に2020年に限っていえば、開店2年未満のお店は50%が閉店に追い込まれる見込みだとか。有名なお店ならまだしも、無名のお店は長年地域や常連さんに支えられ営業を続けているということ。だからこそ 開店間もないお店はこのコロナ禍で厳しい経営状態に追い込まれているのでしょうね。
もちろん、わたしたちだって大変
このコロナ禍はお客である私たちも大変です。それでも飲食店の灯りは心をワクワクさせてくれるもの。それはもうそのお店が自分たちの生活の一部になっているということではないでしょうか。
あのお気に入りのお店が営業をしていると思うだけで、「今度行ったときは アレを食べよう」や「マスターにこんな話をしよう」とお店に行く日を目標に生活にハリがでるというものです。でも、そんなお店の灯が消えてしまったら・・・それはとても悲しいことだとおもいませんか。
今回のコロナ禍で気づいたことの一つに飲食店にとてもお世話になっているということがあげられるのではないでしょうか。飲食店というお店の場があって、そこに友人と集まったり、お店のマスターと話したりすることで自分のなかのストレスが発散できていた、ということを改めて気づいた人も多いと思います。そんなとっておきの大切なお店に「大変だけど頑張って」と伝えてみてはいかがでしょうか。
だれかに感謝されると頑張れる。
私もこのガラス工房を始めて21年になりますが 多くの10年以上お付き合いのお客様に支えられて営業を続けられております。ネット通販だからこそ、「どこのだれ」が分り、ときとしてメールで温かい言葉を頂いたり。その言葉に支えられていままで続けてこれたといっても過言ではありません。
大変なときこそ、以前からの顔なじみの言葉は嬉しいものです。私も行きつけのお店でスタンドバーがあるのですが、普段は生ハムとワインだけを注文して サッさと出て行くも このコロナ禍においては「大変ですね、頑張ってください」の一言を付け加えてお店を出ます。
そんなことは大したことないと思われるかもしれませんが、お店を営んでいる者にとってはその一言が明日への活力となるのです。どうか、あなたの居場所でもある大変なお店に、大変なときこそ一言「がんばって」の声をかけてあげてくださいね。
明けない夜はない、春待ちランプにお店の名前を入れてプレゼントするのも一計かも。
お店を続けてきた者だからこそわかるお客様の声の有難さ。それがなぜかしら自分がお客様の立場になると忘れてしまうときがあります。一日もはやくコロナが終息して 飲食店に行くことが楽しみになる日常に戻りたいものですね。