子供や孫と一緒に成長し続けたい祖父母世代へ
成長するお孫さんの晴れの日に。
生まれたての頃は元気に健やかにと願っていた赤ちゃんがどんどんしっかりしてきて、いまでは早めに保育園や保育所に預けるご家庭も増えてきたのではないでしょうか。
以前と比べ、0歳児からの保育も多くなりました。おじいちゃんやおばあちゃんの育児の時代にはあまり聞きなれなかった0歳児保育。言葉だけ聞くととても心配になりますが、赤ちゃんはいつまでも家庭で育つわけではないので、0歳児保育を決めたご両親の意見を尊重して温かく見守りたいものですね。
本当は褒めてやりたい自分たちの息子や娘へ
つい先日、出産祝いを贈ったのに、もう入園祝い!?と思うことも祖父母世代では思うことも多いでしょう。自分たちも仕事と育児の両立に悩んできた世代だけに便利なサービスは利用すればいいと思う反面、大丈夫かなと心配せずにはいられないのが祖父母の役割のようなものなのです。
自分たちの世代が苦労したから、学童保育や午後保育、そして0歳児保育とサービスは進化してきました。ある意味、本当は自分たちが利用したかったくらいのサービスのはずです。でも、少し時間にゆとりがでてきた祖父母世代からすれば当時のストレスさえ懐かしく思い出されることでしょう。
そんな新しく便利なサービスを使いこなして育児のストレスを減らし、新しい家族のカタチを作ろうとしている自分たちの息子や娘夫婦にお孫さんへの入園祝いを贈るふりして新家族を応援したいものですね。
卒業するから入学する場所
保育所や幼稚園、学校という場所は成長の場です。入学したての頃は生まれたての子供を見守るがごとく心配ですが、卒業・卒園を迎える頃には立派になって何をそんなに心配していたのか笑い話にさえなります。
そして子供の成長と同じように家族のカタチも成長します。そのうち入学試験や卒業後の進路など、自分自身のことでなく、子供の成長を願ってたくさんのことから選んで行かなければならないことを祖父母世代は知っています。そしてその選択こそが家族としての成長を促すのです。
そんな最初の選択のステップ、入園祝いを息子、娘夫婦に贈りたいものですね。そしていつか、桜の季節にお孫さんの学生生活のすべてが終わる日に今日のこの入園祝いを贈った時の気持ちを懐かしく思い出し、家族みんなでお祝いしたいものですね。
子供の成長は早いものです。また、身長が伸びるがごとく目に見えてその変化が分かります。大人になるとそうやって目に見える変化は少なくなるものです。だからこそ子供の成長とともに自分自身も成長したいとその家族や周りの大人たちは思うのです。祖父母だって同じことです。年齢を重ねることで、肉体的衰えを感じる世代になってきました。
でも、いつまでも子供たちや孫たちと楽しく過ごしたいと願えば、健康や体力にも気を使うでしょう。そうやって自分を励ますことはとても大事なことなのです。お祝いを贈ることは、自分自身も励ますこと。ご家族みなさまがいつまでも健康で幸せに暮らしてほしいと願っています。