就職・成人のお祝いに
これから始まる社会人としての生活。
いままで大切に育ててきた我が子が社会にでるのは親としては保育所から小学校にあがるときぐらいドキドキするものです。心配性の親だと思うかもしれませんが、社会を知っている親だからこそ心配もひとしおです。
社会は今まで育ってきた学校といった環境と違い、気が合わない上司や取引先の世代も年齢も違う社長、理解しづらい部下などさまざまな人と上手に渡り合っていかなくてはなりません。
時として精神的なストレスを抱えることもあるでしょう。「自分が正しい」と思ったことも捻じ曲げられたり、理不尽な仕打ちにあうこともあるでしょう。それでも社会で強くたくましく成長してほしいと願うのが親というものです。
ストレスと上手につきあう。
毎日がバラ色の社会生活を送っている人は少ないでしょう。それでもそんなバラ色の人生を歩んでほしいと親は我が子に願うはずです。少なくとも、ストレスで体調を崩したり、メンタルが不安定になったり はしてほしくない。
そんな風に自分を見失わないためにもストレスと上手につきあうことが社会人としての最初の一歩ではないでしょうか。たまには会社以外の学校時代の友達と遊んだり、趣味に没頭したり、筋トレや料理などへの挑戦もいいかもしれませんね。
そんなストレスとの付き合い方にお酒との付き合い方もあります。お酒はちょっぴり沈んだ心を陽気にしてくれたり、普段なにを考えているかわからない人の口を軽くしてくれたります。でもお酒は諸刃の剣でもあります。親として我が子がお酒に呑まれる前に嗜み方を伝えたいものですね。
我が子とお酒を酌み交わす至福の時。
父親なら娘に晩酌をしてもらう、母親なら息子と一緒にお酒をのむ、一度は夢見たことがあるのではないでしょうか。たとえ、お酒がそれほど飲めなくとも「我が子が二十歳を過ぎたら、一緒に飲もう」と妄想した親は少なくないと思います。
深酒することなく、軽く一杯はとてもよいお酒です。ですが、社会にでるとそう自分のペースでお酒を飲めることはありません。取引先との接待や同期との宴会、上司に付き合わされて、、、などいろんなシーンでお酒を飲む機会が増えるでしょう。
でも、そんなとき「深酒には注意」という言葉がどこか頭の隅にあれば それほど酷い飲み方にはならないのではないでしょうか。親は、我を忘れて飲む我が子の姿など想像したくないものです。社会人として十年、二十年とベテランになればそんな心配は無用ですが社会人デビューの頃は少しでもそういったお酒との付き合い方を伝えたいものですね。
社会人として立派に活躍している人でもお酒で身を滅ぼす人がいます。学校では教えてくれないことの一つに「お酒の飲み方」があるのかもしれません。
お酒との付き合い方もワインや焼酎なら産地を想像したり、日本酒なら美味しいおつまみを考えたり、ビールなら注ぎ方に注目してもいいかもしれません。それほど奥が深く人生を豊かにしてくれるものの一つにお酒があります。上手にお酒とつきあって、親子で会話を楽しみながら、楽しくお酒がのめるような親子の絆をこれからも築きたいものですね。