コロナ禍でも一歩踏み出そう。
新しい事を始める秋に。
9月は夏休みも終わったということで、新しい仕事に就く人も多いのではないでしょうか。それは転職の場合もあり、また一度定年退職してからの再雇用であったり、最近はいろんなパターンが増えてきました。それでも新しい仕事に向かう姿勢はみんな新入社員。いままでのキャリアを活かして新しい世界を切り開いてほしいものです。
どんな仕事もやり始めるまでは実際には分からないものです。職場の雰囲気や実際の忙しさなど 聞いたり目にしたものと違う場合もあるでしょう。でも、まずは手を動かすことが大切。身体が仕事を覚えるまでは大変なことも多いでしょうが、大地から新芽が芽吹くのと同じように頑張ってほしいものです。
ソーシャルディスタンスが求められるようになってだいぶん時が経ちました。希望していた職種に就職できず、哀しい思いをしてきた人も多いと思います。仕事もその在り方が変わってきました。人は人の中で生きて自分の存在価値を見出すもの。そのことをより強く感じる人には非常に息苦しく感じる時間だったことでしょう。でも、出口はもうすぐそこ。新しい扉を開ける準備を始めましょう。
思い描いた理想と違う場合もある。
たった2年前に描いていた未来が打ち砕かれた人がこのコロナ禍でなんと多かったことでしょうか。でも、未来が打ち砕かれただけで、命が守られただけで幸いだったと思わなくてはならないほど、今回のコロナ禍は災害のような出来事でした。
そして災害との大きな違いはその災害の時間が長期間に及んでいること。一瞬の天災のような災害なら、復興という言葉の下、新たな気力を養うことができますが、コロナ禍は「出口が近くなった」といってはまたその出口が遠ざかり心を疲れさせる時間が延々と続いています。
だからこそ、そんな心を疲れさせる時間を断ち切るためにも、思い描いていた理想をいまは少し横に置いて新しい道を踏み出してみませんか。いつかきっと理想に向かって挑戦できる時はきます。でも、理想だけを追い求めていると辛い時もあるのです。いまはちょっと横道に逸れた仕事もいつかそれがあなたの人生を豊かにするはず。まずは一歩を踏み出しましょう。
新しいライフスタイルとは。
マスクをしたり、蜜を避けたり、テレワークが推奨されたりと、そんな生活スタイルが続いてもうすぐ2年になろうとしています。仕事によっては「やりがい」を見いだせない時もあるでしょう。
私は学生時代、コーヒーショップでアルバイトをしていましたが、コーヒーをサービスした時のお客様から「ありがとう」の一言が、もっと美味しいコーヒーを淹れようや、自分も笑顔で「ありがとう」が伝えれるようになろうなど思うことがたくさんありました。
そんな些細な仕事に対する学びや嬉しさもマスク一つで覆い隠され感じづらい時代です。きっとそれは多くの仕事で感じることでしょうが、だからこそマスクを通しても、テレワークであっても、相手も気持ちを汲み取れたり、また自分自身も伝える努力をしたいものですね。それも新しいライフスタイルの一歩だと思うのです。
自分自身がサービスを受ける側であっても、提供する側であってもそこに人間関係が成立します。コロナ禍になってその一瞬一瞬の人間関係が希薄になりつつあります。
大切な人にさえもソーシャルディスタンスを求められ、年末年始やお盆の帰省も止めたり、ショッピングや食事さえも一人で行動するようになってきました。いつまでもこんな時間が続くとは思いたくなくとも、2年の時が経ちつつあります。仕事の中で人間関係が感じづらくなったぶん、なにかしら絆を感じるギフトで大切な人にその関係が薄まっていないことを伝えたいものですね。この秋に社会に復帰しようとしている友人にそんなエールを伝えるギフトのお手伝いができれば幸いです。