初節句だからこそお揃いのお祝いを
初節句のお祝いに。
この仕事をしていて嬉しいご依頼は、弟妹が増えたときに「お兄ちゃんやお姉ちゃんの時に好評だったので」とリピートいただくお誕生の記念祝いです。また、お誕生の時以外にも多くご兄弟、姉妹で揃えてご購入いただくのが初節句のお祝いの品。
内祝いにお使いになれることもあるし、ご家庭用の場合もありますが、いずれにしてもとても嬉しいリピーターさんです。今は昔のように兄弟、姉妹でお揃いの服を着せたりすることも少なくなってきたかもしれませんが、兄弟・姉妹だからこそ同様のものを揃えたいと思う親の願いは今も昔も変わってないのではないでしょうか。
初節句の武者人形や雛人形は兄弟姉妹の数だけ買い揃えないだけに、お祝い品としてのギフトはそれぞれに揃えたいものですね。
親の愛情を表すもの
弟、妹が生まれると赤ちゃん返りをするお兄ちゃんやお姉ちゃんの話をよく聞きます。我が家も御多分に漏れず、妹が生まれたときはそれまで一人で寝ていたのに、急に妹のベビーベットに潜って妹と一緒に寝ていたりしました。
親にすれば同等に愛情を注いでいたとしても、手間がかかる子が増えるとそちらに時間を取られるもの。そんな時間を子供は敏感に感じ取って、急に甘えたりするのでしょうね。でも、それは小さい時だけではないと思うのです。
大きくなっても写っている写真の数の多さを気にしたり、兄弟、姉妹の習い事の数を気にしたり、親が察知できないことで子供たちは自分たちへの親への愛情度合いを図っている時があります。だからこそ、初節句のお祝いの武者人形や雛人形の数は一つでも、名前の入ったお祝いは兄弟・姉妹の数だけ用意する必要があると思うのです。
必ず戻ってくるお祝い
初節句のお祝い返しや内祝いでよく利用されるものはギフトカードやタオル・食器など無難なものが多いのではないでしょうか。また、自分たちの親へのお返しなのだから、特に贈らないことも多いのでは。
でも、実は赤ちゃんがいただいたプレゼントのお返しは親の名前でプレゼントを返しますが、内祝いの場合、お熨斗などのプレゼントの差出人は赤ちゃんの名前を用いるのです。たとえ、お金は両親が出したとしてもプレゼント返しをするのは赤ちゃん。そう考えると内祝いにお返しは赤ちゃんが初めて贈るプレゼントかもしれません。
多くのプレゼントを贈る人ほど、多くのプレゼントを受け取ります。それは、たとえその贈った人から直接なにかをもらうといったことではなく、誰かに何かを贈ることが身についている人ほど、自分自身でも気づかないうちになにかしら多くのものをギフトとてして受け取っているのです。もし、親が内祝いを贈ることでそんなギフトが子供に備わるならそれはとても嬉しいことだと思いませんか。
せっかくの初プレゼントだからこそ
人生においてプレゼントを贈り、贈られることは多くあるでしょう。でも、何事も最初というのは大切ですよね。だからこそ、お熨斗の名前に子供の名前を入れるようなプレゼントなら、お熨斗だけでなくそのお祝い品にも子供の名前が刻んでみてはいかがでしょう。
最近はフリガナがないと読めないようなお名前の赤ちゃんも多く見受けられます。だからこそ、お名前を刻んだ内祝いがぴったりだと思うのです。それにお誕生日の日付もあると「もう、こんなに大きくなって」と思い返すのにもよいお品だと思うのです。実際にお孫さんの数が数人になるとお誕生日を覚えておくのも大変な時もあるかと思うのです。
そんな初節句の内祝いに名入れすることが多い名入れ文字をまとめましたので、参考にしていただけると幸いです。
初節句 お名前 生年月日
祝 初節句 お名前 生年月日
大きくなあれ お名前 初節句に寄せて 生年月日
いかがでしたでしょうか。初節句というお祝いが日本の伝統的な文化なので 彫刻文字も必然的に日本語になります。ここで気にしていただきたいのが、ひな祭りや端午の節句という文字がタイトルではなく、初節句がタイトルということ。お節句は成長の節目を表す言葉でもあるので、初節句が一番適切でしょう。
そしてこの次にあなたが再びこのサイトを訪れてくださるときは、初節句を無事に終えられ、そして、6年後に小学校入学も決まり、そのお祝いにランドセルをプレゼントされたならその内祝いを探しに再訪していただければ幸いです。この記事が少しでもあなたのお役に立ち、あの時の赤ちゃんがこんなにも大きくなってと成長を楽しめるプレゼント が贈れますよう心よりお祈りしております。