出産祝いの名前入りプレゼントの失敗しない選び方
最近はどんなものにでも名前入れできる出産祝い
自分が生まれたときは「名前入れプレゼント」なんて贈ってもらったのだろうか、と考えたあなた。そう、少し前と比べて名前を入れることができるアイテムはたくさん増えてきました。昔から名前入れプレゼントとして定評があったのはシルバースプーン(魔除けや一生食べ物に困らないように の意味)や、おくるみ(赤ちゃんを退院の時にくるむブランケット)でした。
ですが今や、スタイや絵本に帽子、食器や積み木と出産祝いとなりそうなもの、そのほとんどの出産祝いに「名前入れ」することは可能なのではないでしょうか。
それだけ出産祝いには「名前入り」プレゼントが喜ばれているということであり、一般化してきたということなのでしょうね。私も名前入りの作業を20年続けていますが、とても嬉しいことです。とくに最近は漢字だけだと読みづらいお名前も多いので、ひらがなやローマ字のふりがながあるととても助かります。
ですが、出産祝いプレゼントを選ぶ側になると、あまりに多すぎて選ぶのに困るのではないでしょうか。そんなときにお薦めなのは 赤ちゃんのどんなことを刻印するかから決めてみていはいかがでしょう。たとえば、先ほどのシルバースプーンなら名前だけ、せいぜいその名前とふりがなまででしょう。逆におくるみほど大きくなると、お名前以外にも誕生日や体重・身長、出産病院や元気に育ってほしい願いの言葉までも名入れできるのではないでしょうか
そう考えると、「名前だけでいい」となれば、食器やバスローブ・バック 「名前以外にも体重や身長も」となれば母子手帳ケースや絵本、写真立てなどがよいのかもしれませんね。
プレゼントが決まれば、名前の入れ方を考える
シルバースプーンやお箸なら、お名前をひらがなか、漢字・ローマ字程度の選択肢になると思います。シルバースプーンはお値段も高いので一生ものですからデザイン性を考えてローマ字がよいかもしれません。逆にお箸なら実用性を考えてひらがなでもよいのではないでしょうか。
その際に気をつけいただきたいのが、ローマ字だとヘボン式と訓令式があるということです。小学校で習うローマ字は訓令式なので、翔太(しょうた)という名前だと「Syota O の上に^ 」中学校ではヘボン式も習うので「Shota O の上に水平線だが省略されることが多い」、また「Shouta]「Shohta」と記載することも間違いではありません。
お名前の表記に関してはよくお問合せもいただくのですが、ご年配の方には訓令式を、英語慣れされいる方はヘボン式をお薦めしていますが、最終的にパスポートに表記できるものを基準とすればいいかと思います。
出産祝いは生まれたての赤ちゃんが今後どのように育っていくか まだ分からない存在。そんな存在だからこそ、ご両親が想いを込めて名付けられた漢字のお名前を名入れするのが、他のお祝いの名前入りプレゼントとの一番の違いではないでしょうか。
名前入れする文字が決まれば、それ以外のことを調べる
カッコよく名前入れするメインの名前が決まれば、小さな出産祝いプレゼントですと あとは注文するだけです。名前入りプレゼントは作るのに時間がかかることが多いので、できるだけ早く注文したいですね。また、一度名前入れを間違ってしまうとキャンセルできないものがほとんどです。名前入れ前の文字確認は、お店任せや人任せでなく必ず確認しましょう。
そして、漢字の名前だけでなくふりがなやお誕生日・体重や身長も刻印するなら事前の下調べはとても大切です。最近では赤ちゃんの名付けの報告とともにLineやメールで出生日時や体重・身長も教えてくれるお母さんも多くなりました。それだけあかちゃんの誕生が嬉しいことなのでしょうね。そんな大切なお知らせをいただけたなら、ぜひその赤ちゃん身長や体重も名入れしたいものですよね。
また、お誕生日だけを名入れするのではなく、生まれた時刻も名入れする方も増えています。そういった細かなことまで名入れされていると、その出産した時のことも心に残り、お母さんにとっても赤ちゃんにとっても嬉しいのではないでしょうか。
双子ちゃんや三つ子ちゃんにもそれぞれのお祝いを
家族が一度にたくさん増えることは嬉しいことでもあり、大変なことも多いことでしょう。でも、赤ちゃんそれぞれの人生が始まる瞬間。生まれたときからすでに赤ちゃんそれぞれの個性があります。
どんな出産祝いプレゼントであれ、赤ちゃんそれぞれのものをご用意してくださいね。また、ご両親がこんな風に育てたいという想いも一番強い時でもあるでしょう。個性が強い出産祝いより、ご両親とともに赤ちゃんの成長を見守るような出産祝いプレゼント贈ることをを心がけてくださいね。
出産祝いの名入れプレゼントを贈る時に注意したい4つのポイント
出産祝いプレゼントに多く選ばれている赤ちゃんの名前入りプレゼント。生まれたての赤ちゃんに贈るからこそ、他の結婚祝いや記念日のお祝いと違って気を付けなればならないポイントがあります。そのポイントを4つにまとめて書かせていただきますね。
名前入りギフトを探すのではなく、どんな風に名前入れするかから考える
出産祝いの赤ちゃんの名前入れはご両親の名付けた漢字をメインに考える
出生時の赤ちゃんの身長や体重も教えてくれたなら、それも名入れする
赤ちゃんの個性が大切に育つよう、強烈なイメージのあるものは贈らない
いかがでしたでしょうか。家族が増えることは本当に喜ばしいことです。その嬉しい報告を聞いて共に喜びたいという想いは誰しも同じでしょう。願うことは生まれてきたあかちゃんの健やかな成長と幸せな未来。そして、ただただ生まれてきてくれたことに感謝し、ご両親が想いを込めて赤ちゃんにプレゼントしたその赤ちゃんの名前をお祝いのプレゼントに刻む。
きっとこれから先、赤ちゃんはたくさんのプレゼントを受け取ることでしょう。そうやって成長してゆく赤ちゃんの成長をあなたが贈る出産祝いがご両親とともに見守ることとなれば、それはとても素敵な物語ですよね。
そして、このつぎにあなたがこのサイトを訪れてくださるときは、ご自身のご出産やお友達の出産だけでなく その赤ちゃんに贈った成長の節目に、例えばその赤ちゃんの結婚祝いとかに再び訪れていただければ幸いです。そうやってそのご家族といつまでも続くご縁ができますように、そしてこの記事が少しでもあなたのお役に立てますことを心よりお祈りしております。