久しぶりに家族みんなで集まろう
ふだん別々に暮らす家族たちへ。
子供の頃は両親、兄弟姉妹と一緒に暮らし生活するのが当たり前だった時代。でも、いつまでも そんな時代は続きません。
気がつけば自分自身が進学や就職で親元を離れたり、幼い頃は当たり前にいたお兄ちゃんやお姉ちゃんが家にはいなかったり。
でも家族はそうやって成長して行くものです。だからこそ、なにかしらのお祝いの節目には家族全員が集まってお祝いしましょう。お父さんやお母さんの還暦祝いはそのよいタイミングかもしれませんね。
家が代々続きますように。
お正月に飾る鏡餅には橙(だいだい)を飾って「家が代々続きますように」と願いが込められていました。 いまではそんなことを気にするお家は少ないでしょうが、子供たちが成長して家を出た寂しさは昔も今も変わらない心情です。
たまに実家に帰って 自分が使っていた部屋がそのままになっている時。すでに大人になったのに、学生時代に宝物にしていたものがそのまま引き出しの中にあったり、部屋の壁に飾ってあるポスターがそのままだったり。一瞬 タイムスリップしたような気持ちになることはなりでしょうか。
ご両親の気持ちはそのタイムスリップと一緒で家族が揃えば 自分たちが作り上げてきたあの頃の家族の気持ちにすぐに戻ります。あなたを「お兄ちゃん」「お姉ちゃん」と呼ぶ数少ない本当の身内。いつでも会えると思わずに意識して会う機会を作りたいものですね。
代々続く家族は代々続く。
小さい頃からおじいちゃんやおばあちゃんに接してきた子供は自然と自分の子供たちを同じようにおじいちゃんやおばあちゃんに接するようにさせます。それは意識せず当たり前のことだと思うから。
成人式の時期になるとおじいちゃんやおばあちゃんと一緒に成人した晴れ姿の写真を撮影する風景を目にします。それは急に作り上げてきた環境ではなく、そうなるようにご両親が環境を整えてきたからです。
あなたもそんな風にご両親にも祖父母にも愛されて育ってきたなら、これからはご両親を頼るだけの存在でなく、敬愛する存在へと変化させませんか。人は一人で生まれ育ってきたのではないのですから。
「母の日」や「父の日」、それに年末・年始に夏休みなど実家に帰る機会は数多くあります。でも、2020年に起こったコロナ禍で足が遠のいているということはありませんか。それまでなんの億劫もなく帰省していた実家が急に遠く感じているということはないでしょうか。
オンラインで気軽にモニター越しに姿を見ることができるようになりました。それまで電話で声だけだった時から表情をみて話すことができるのはとても便利です。
でもやはり、実際に会って会話することはモニター越しでは読み取れない本音の部分がみえてくることもあります。もし「最近 実家に足が遠のいているなあ」と思ったら兄弟姉妹に声をかけて久しぶりに家族で集まりましょう。その理由はなんだっていいのですから。