誰かのためでなく、自分のために。
自分を支えるための仕事
どんな仕事も「誰かの役に立っている」ものです。作る人は使う人のため、販売する人は作る人のため、使う人は社会のためと、巡り巡って社会に役立つことをするのが仕事です。
もちろん、収入を得て家族を支えたり、自分が欲しいものを買ったりすることも仕事をする目的です。そうやって労働で手にいれた収入でなりたい自分になるためのツールを手に入れることが働くことの一番の目的でしょう。
頑張っている自分が好き!
仕事は楽なことばかりではありません。どれだけ好きな職種についてもツライことやシンドイこともあるでしょう。そんな時に思い浮かび頑張らせてくれるのが家族の存在であったり、自分の仕事で喜んでくれる人の顔だと思うのです。こんな時こそ、人は自分の力以上の力が得られるのかもしれませんね。
よくスポーツ選手が「みんなの応援があったからこそ」という言葉を表彰台の上で発することがあります。これはどんな仕事にも置き換えられることができると思うのです。でも、もっと言えば応援されてやり遂げることができた自分が好きということもあるのではないでしょうか。
応援されてもツラくて、シンドくて辞めてしまう場合は多々あります。ある意味、応援に応えることができるのはすばらしい才能の一つといえるでしょう。辞めることなく続けることができたのは そうやって応援されることに対し頑張る自分を愛おしく感じれるからかもしれませんね。
自分をもっと大好きになるために。
退職は一つの人生の区切りです。誰かのため、自分のために頑張ってきた仕事を退く時、家族からの感謝や職場での花道があるのは嬉しいことですが、自分のために頑張ってきた仕事なら自分自身で花道も作りたいものですね。
そして、人生は仕事を退けば終わるわけではありません。またすぐに翌日から別のステージが待っています。それは仕事という名前でなくとも好きなこと究めたり、福祉やボランティアといった奉仕であったり、園芸やスポーツなど今までと違ったフィールドかもしれません。
でも、そこにも終わりはいつかやってきます。頑張って続ける自分が好きな人はどんなフィールドに立ったとしてもきっと望む終わり方ができると思うのです。それが自分らしいと知っているからだと思うのです。そんな自分らしさを追求し続けることが自己実現であり、自分を好きになり、頑張る自分を認める一歩になるのです。
自己実現という言葉は一般的になってきました。どんなことをやっていても「これは自分が本当にやりたいことではない」と思う人がいますが、そうゆう人に限って 本当にやりたいことは うっすらぼんやりしているものです。そんな不確かなものより目の前にあることを一生懸命する自分を好きになるほうがはるかに自己実現は早いでしょう。
自己実現は生涯1つではなく、ちいさなステージがたくさんあります。テストで80点以上取るや海外旅行に行くといった通過点も自己実現です。理想の家族を作ることや離婚することも自己実現であり、仕事においては勤続年数や昇進、転職の数さえも自己実現かもしれません。そんな小さな自己実現を忘れないために、頑張っている自分の記録を残しませんか。記録を残すことが次のステップに繋がる一歩になると思うのです。