憧れていた上司の退職祝いに
会社を切り開いてきた先輩に敬意を込めて
世の中への女性進出が多くなったとはいえ、まだまだ日本でのその割合は少ないです。でも、少ないながらも女性の管理職や重役職などが増えているのは事実。その少しながらの増加を支えてきたのが、私たちの先輩にあたる女性上司でしょう。
総合職に就くことさえ難しかった時代に会社内でキャリアを重ね、長年積み上げてきた仕事はその仕事の業績以外にも学ぶべきことが多い世代。そんな上司が退職を迎えるなら敬意をもって退職祝いを贈りたいものですね。
近くにいるだけで学ぶべきことが多かった
いまはどんなことでも、パソコンで検索すればおおよそのことが分かります。ビジネスマンとしての基礎や業務の手順などもパソコンから学ぶことも多いでしょう。ですが、上司というのは その存在自体が学びになります。
なにかを詳しく説明してくれり、業務を回す方法を教えてくれるというより、仕事での愚痴を聞いてくれたり、ビジネスマンとしての姿勢や仕事に対する態度といった言葉以外のことをその存在で教えてくれるのが上司です。そういった人が、人望も厚く憧れの上司となっている場合が多いでしょう。
そんな上司の有難さを実感するのが 実際に上司が移動や退職されるとき。自分がどれだけ頼りにしていたかを知るときなのです。
自分もいつかそう在りたいと思うように
身近に憧れの上司や先輩を持つことは大切です。それはロールモデル(お手本にしたい先輩)を持つことで、ビジネスマンとしての成長が速まり、仕事がしやすい環境やコミュニケーションが作れるといわれています。
そして そんな自分のロールモデルとなる先輩から引き継ぎたいのが自分が誰かのロールモデルになること。それこそが自分自身の望みであり、社会人としての成長の証ではないでしょうか。
そんな自分の目指すべき姿を体現してくれた先輩上司にはその出会いに感謝して心をこめた退職祝いを贈りたいものですね。
ロールモデルは会社が入社時から設定してくれている場合もあります。とくに新入社員にはキャリア2~3年目の先輩社員がフォローアップとしてその仕事を指導してくれることは多くの会社で見受けられます。ですが、実際は気づかずとも自分自身で会社の中でロールモデルを自らが選び、キャリア形成しているといわれています。中堅社員やベテラン社員になってもそれは続いていることが多いのです。
そうやって人は会社や社会の中で成長して行きます。そして自分も知らないうちに誰かのロールモデルになったいるかもしれません。退職時に「実は憧れていました」その一言があなたが誰かのロールモデルだったことの証。まずは、自分自身が自分の憧れの先輩上司に退職祝いを添えて「憧れていました」の一言とともに退職をお祝いしませんか。