暮らし方は生き方。
自分たちの暮らし方に合う場所を求めて
3月は年度替わり。コロナによるリモートワークや郊外での生活を決めて、この3月に引っ越しをする人は多いのではないでしょうか。学校や仕事の都合もあり、4月からの新生活に向けて住む場所を変える人も多いでしょう。
昔は家族みんなで引っ越しするのではなく、会社都合の転勤なら単身赴任も多かったようです。でも、いまは子供の大学進学をきっかけに家族みんなで引っ越したり、郊外や田舎、Uターンで地方に移住する引っ越しも増えているようです。
それは、インターネットや交通の普及により人の移動が簡単になったからでしょうね。確かに密集して刺激的な毎日の地域より空気のきれいな自然多い地方での暮らしは子育てには向いているかもしれません。その時々で自分たちの暮らしに合う場所に住むことが許される社会が近くまできているのかもしれません。
価値観のあう友の大切さ
距離がどれほど離れていようとも、最近ではその距離感を感じることは少なくなりました。東京の情報はインターネットを通して日々得ることができますし、ニューヨークやパリの様子だってリアルタイムで知ることができます。
ただ、どんな場所に住むことになったとしても、価値観が同じ友達は大切です。理想の暮らし方を追求して行けるのはその暮らし方に賛同してくれる友達の力は大きいでしょう。たとえUターンで子供の頃に住んでいた場所で暮らすことになったとしてもそれまでに培ってきた友とは離れがたいものです。
私はいま、小型犬をマンションで飼っていますが、いつか田舎で大型犬と一緒に暮らしたいと思っています。でも、ワンコのお散歩で会うワンコを飼っている人たちとの毎日のワンコについて会話が無くなるかと思うとさびしく思うものです。
暮らし方は生き方そのもの。
「丁寧な暮らし」を目指したり「自家菜園のある暮らし」や「モノにこだわる暮らし」など暮らし方は生活のベースです。仕事のために暮らすのではなく、暮らしのために仕事をするのが理想といえるでしょう。
そんな暮らし方もライフステージによって変化します。独り身の時は刺激的な街に住みたいし、子育ての時は育児や生活環境がいい郊外に、二人だけに戻れば田舎やスマートシティに住みたいと思うようになるかもしれません。
そんな自分らしい暮らし方を求めて引っ越しするのが多い3月。一年中引っ越すことは可能ですが、やはり他人には迷惑はかけたくないもの。仕事や学校の区切りがいい3月が多いのはそういった大人としての配慮も大きいと思います。
どれほど理想の場所をみつけて引っ越しを決めたとしても、住み慣れた街を離れることはつらいものがあります。そこで培った友情や信頼をすべて置き去って行かなければならないのですから、後ろ髪を引かれる想いもあるでしょう。
それでも引っ越す方は、新しい地での新生活に胸をワクワクさせて準備を進めていることでしょうが、見送りだす方もなにかしら寂しさを感じるもの。数多くの出会いのなかで心情を打ち明け合いながら話ができる友達は意外と少ないものです。そんな友達の引っ越しの際にはその縁をカタチにした引っ越し祝いを贈りませんか。きっと新しい地に行っても、あなたとの友情は変わらず続くことでしょう。