仕事とは、生きること。
新しいステージ探し。
学校が3月に終わって、4月から始まるように 新しい仕事に就く人は4月からが多い気がします。もちろん 転職などは一年中可能なのですが、年末・年始をのんびり構想を立てる時間に費やし、春からの就職に向けて動き出す人も多いと思います。
2021年4月からは「高年齢者雇用安定法」も施行され、70歳までの就労確保が法律としても制定されました。そうなると、終身雇用を求めるよりも より自分が働きやすい職場を求めて転職するほうが自分らしく生きれるなと私は思ったりします。
学校生活を卒業するのが20代前半として、50年後の自分の70歳の姿を想像するのは難しいと思います。仕事は生活をする上で重要なことです。そのことによって人との関わりや社会に参加することになります。ですが、それはストレスにもなり、自分を幸せにしてくれるものでもあり。生きていく上で仕事選びは大切なことなのです。
お金を稼ぐだけが仕事じゃない。
仕事は「お金を稼ぐ」だけのものではありません。例えば、家事労働や育児はお金では換算できない仕事です。また、エッセンシャルワーカーと呼ばれる医療や運輸・ライフラインに携わる人たちの仕事など、「お金」よりも使命感で働く人たちも多くいます。
ですが、そういった仕事は学校を出たすぐの人にはわかりづらいもの。社会に出たあとで知った新しい職種や、あれば世の中の役に立ちそうな仕事、自分に向いている働き方などがみえてくることも多いはずです。
一生をかけて続けられる仕事を見つけた人は実は一握りで、とても幸せな人達だと思います。迷いながら、試行錯誤しながら 自分に合う仕事を探していくことは、人生を生き抜くことに等しいかもしれませんね。
新しい仕事がみつかったあなたへ。
昔から「石の上にも3年」という言葉があるように、なんでもすぐには答えがでないものです。3日、3か月、3年は続けるか、辞めるかを判断する一つの目安となる年月だともいわれています。それでも、ストレスをため込んで身体を壊すより、誰かのために役立つ仕事を早々に探したほうが本人のためにもなると思うのです。
そして そんな一歩を踏み出した同僚や家族、知人にはエールを送り温かく見守りたいものですよね。どんなシーンでも立ち去るものは美しく、残されるものは心切なくなります。でも、見送ることがその人のためになると思い、応援しましょう。
いま、世の中はどんどん新しい仕事が増えています。逆に残さなければならない技術が廃れようともしています。仕事をする人の数が決まっている以上、その統廃合はますます進んでいくことでしょう。
どんな仕事であれ、誰かの役に立っている気持ちが仕事の辛さを支えます。ある意味「生きていることが仕事」ともいえるでしょう。そんな気持ちで新しい仕事につこうとしているあなたへ、時を刻むグラスの贈り物はいかがでしょうか。