いつも元気なお父さんへ
80歳は人生で一番自然体のとき。
人間は不老不死ではないということは誰しも知ってることです。ですが、なぜかしら私の親だけは絶対元気と、親が老いることを認めない人は多いようです。
それは親にとっても同じこと。いつまでも子育てをしていた頃の自分を覚えていて欲しいと、自分の子供の前だと妙な空元気を出してみたり、威勢がよくなったり。でも他人に対しては甘えたり、弱音を吐いたりと変なバランスをとることがあります。
それは よいことでも悪いことでもなく、とても自然なこと。父親は会社と家庭でその顔が変わるように他人に対して優しく、子供に対して厳しくなったりします。特に80代の父親は自分の父親を戦争で亡くした人が多いせいか、家族に甘えるのが下手な人が多いような気がします。それはきっと自分自身で理想の父親像を作ってきたからでしょうね。
現代の父親と80代の父親は違う
世代によって志向が違うのはよく知られていることです。80代の男性の多くは自分の父親の顔さえみずに育った人が多いのではないでしょうか。そんな父親と今、仮に60代の父親ではまったく違うでしょう。長寿社会になったが故か、80代の父親が元気でいまも家長として家を守っているおうちもあることでしょう。
そんなしっかり者の80代のお父さん、おじいちゃんにこそ きちんと礼を尽くして80歳の傘寿のお祝いをしたいものですね。80歳の傘寿のお祝いでなくとも 次の88歳の米寿のお祝いは家族揃ってお祝いしたいものです。口うるさくなくとも、80代は戦後を逞しく生き抜いてきた男性です。戦後が幼少期であったにしろその記憶は身に染みているはずです。なにかにつけ礼儀正しく接したいものですね。
高度成長期を支えてきた80代
今では想像さえつきにくいですが、日本が高度成長期だった時代 サラリーマンとして毎日頑張っていたお父さん。その後、石油ショックやバブル、リーマンショックなど波乱の昭和、平成と人生の成熟期にその荒波を超えてきたお父さん。阪神大震災や東日本大震災など、時として生きることさえ辛くなる思いをしたかもしれません。
そんな日々を超えていま 自然体で家族と接しているお父さんには令和の時代をゆったりと過ごしてもらいたいものですね。
どんな時も不屈の精神で乗り越えてきた80代のお父さん、おじいちゃんにはその猛々しい精神をいつまでも持っていてほしいものですね。そう願うのは家族のエゴかもしれませんが、そのわがままな家族の願いさえ、80代のお父さん・おじいちゃんは受け入れてくれそうな気がします。
80代のお父さん、おじいちゃんにふさわしいプレゼントの柄として虎の柄をセレクトしたのはそんな猛々しいお父さんをイメージしてです。体力とか知力は時ととも衰えるものです。それでも気力は別もの。いつもしっかり者で家族を守ってくれる守護神のようなお父さんをイメージしました。
そして あなたのお父さん、おじいちゃんが80歳を超え、90歳、100歳と元気に年を重ねられ、素晴らしい人生を過ごされますことを心よりお祈りしております。