身近な人を大切にするほど響く想い
退職時にこそこだわりたい退職記念品
長年にわたり会社に貢献してくれた人に贈呈する退職記念品。ですが、最近では働き方も変わり短期間でどんどんと職場をステップアップしていく人も増えてきました。給与システムを年俸制に変えたり、スキルアップのための一時退職があったりとだんだんと終身雇用制の影は薄れていっているような気がします。
でも、そうやってスキルアップのための一時退職を認めている会社ほど消費者に近くて優しい企業のような気がするのです。身内であるスタッフに優しくできなければ、顧客に対しても優しくなれるわけはありませんよね。とても厳しい上司に叱られたすぐあとで、ニッコリ笑って営業できる人がいたなら、ある意味すごいと思います。
会社がいつも社員に優しくする必要はないと思うのですが その会社の姿勢がみえるのは社員の退職時ではないでしょうか。退職により絆が切れるわけですから、そこで社員に会社からなにかしらの記念品を渡す必要はないのですが、いままで会社に貢献してくれた感謝の気持ちを会社が表明してくれたなら、それは退職者にとってどれだけ嬉しいことでしょう。また、その気持ちが支えになり、新たな職場でも元気にやって行けるというものではないでしょうか。
そんな人を大切にする会社こそ、顧客や地域に愛される会社やお店として残ってゆくと思うのです。
人とのつながりが会社を繁栄させる
先日のテレビで大手企業の人事採用者が就活中の学生に対して望むべき社員像は起業家であるという話をしていました。それを受け学生からは、起業精神が強い人はすぐに辞めるのではないかという問いに、会社は「優秀な社員なら、またどこかで繋がるので 快く送り出す」といっていました。大企業ならではの発言かもしれませんが、例えばコンビニの店員さんにしろ快く送り出すことで、よいお客さんとなって帰ってくてくれるかもしれないし、事務職でも繁忙期だけ手伝ってくれるような助っ人のような存在となって縁が続くかもしれません。
それもこれも退職時の会社の姿勢だと思うのです。それは数日間のアルバイトでも同じことで、私は大塚製薬で学生時代にアルバイトをしたことがあったのですが、当時はカロリーメイトが発売されはじめた頃でした。販売のデモストレーションでとても寒い日に、社員さんたちが私たち学生アルバイトにもとても気を使ってくださり、寒さをしのげたことをいまでも覚えてます。で、それ以来数ある健康補助食品のなかでもカロリーメイトは常備品となったのですが。と、話は逸れましたが、人はなにかしら自分と縁があったことは記憶に刻まれ、知らず知らずのうちにその後の人生においても選択してるのかもしれませんね。
多くの人に支持されてこそ
大きな会社も小さな会社も、どんな企業でも人に支持されて成り立っています。その支持する人たちは特別な人たちかもしれませんが、その特別な人に一番近いのが会社の社員であると思うのです。
会社に貢献してくれたからという感謝の気持ちで退職記念品を贈呈することはとてもよいことだと思います。と、同時に退職ということで会社と縁が切れることなく、つながりを持ち続けてほしいと願って贈る退職記念品もあっていいと思うのです。
当店でも以前に働いていたスタッフがご主人の転居に伴い退職されましたが、時折ネットから注文をしてくれます。とても懐かしくそれは嬉しいことです。退職時に退職記念品を贈呈する、贈呈しないに拘ら身近な人のご縁ほど大切にしたいものですね。
退職記念品の名入れポイント
せっかく退職記念品を贈るなら、会社としては会社のネームもいれたいところ。ですが、あまり派手派手しくロゴまで入れてしまうと宣伝っぽくなるかもしれません。そこは退職者の名前を一番に、のし紙で会社名を入れるだけでもよいかもしれませんね。
そんなご相談をいくつかいただくことがあるので、まとめてみました。参考にしていただければ幸いです。
退職者の名前が個別に入っている方がよい。
会社名もさりげなくいれる。
包装はのし紙付きで格式高く。
できれば在職期間や退社日をいれておく。
いかがでしたでしょうか。現在雇用は売り手市場といわれ、人事採用者は新卒者の引き留めに大変と、先日のテレビでいってました。なんだか、あまりに大手すぎてピンときませんが、それでもハローワークに求人を出してもすぐに応募者がこなくなってきたことは実感します。だからこそ、有能な退職者は大切にそのご縁を紡いでおきたいものですよね。
そしてこの次にあなたが再びこのサイトを訪れてくださるときは、御社の創立50年、100年の周年記念のお祝いを探しに再訪していただければ幸いです。この記事が少しでもあなたのお役に立ち、あの会社は社員に優しいよと退職者から評判がでるようなご発展を 心よりお祈りしております。