80歳のお祝いに名前入りプレゼントを贈ろう
傘寿祝いに名前入りプレゼントが喜ばれる理由
80歳のお祝いといえば傘寿。日本人の寿命は伸びて、今や長寿のお祝いと呼ばれるのはこの傘寿祝いや米寿祝いと云われるようになりました。喜寿(77歳のお祝い)や古希(70歳のお祝い)は、まだまだこれからも頑張ってというメッセージが喜ばれるようですが、80歳を過ぎるとさすがに体も無理がきかなくなる年代。「健康に気をつけて」や「お元気に」といった身体を労わるメッセージの方が好まれるようですね。
もちろん、80歳を過ぎてもまだまだいろんなことに挑戦して若々しくあってほしいもの。ですが、無理をして追い込むのはよくありません。80歳のお祝いにウオーキングが趣味だからといって新しいシューズやゴルフ道具よりも、落ち着いたものの方がプレゼントとしてもよいでしょう。
またすでにお持ちのものも自分の体にあったものをお持ちの年代です。食べ物やインテリアなど本人からのリクエストがない限り避けた方が無難でしょう。
そうなるとプレゼントの幅がだいぶんと狭まってきます。例えば「お誕生日新聞」や「似顔絵ギフト」、無難な「フラワーギフト」にお祝いの傘寿にちなんで「傘」のプレゼントなどです。特に傘は末広がりで縁起がいいのと名前入りなどにして他の場所にお出かけしたときも、他人とものと自分のものが区別できるようにするなどの気配りで一番人気です。
「傘」はお出かけすることを前提に贈るものですから、その点は要注意が必要ですね。自分の両親や祖父母など容易に様子伺いができる場合はよいですが、嫁ぎ先のご両親や少し間柄が離れた方など、贈ったことによって負担にならない配慮が必要といえるでしょうね。
ただ、「傘」に名前入れするのはとてもよいプレゼントだと思うのです。明らかに自分のものであり、それは誰かしらのプレゼントであることが名入れからして察することができます。もちろん、ご自身のものに名入れされることもあるでしょうが、ご年配の方にとって「名入れ」というのはあまり馴染み深いものではありません。いろんなものに「名入れ」が簡単にできるようになったのはここ最近のことですから、同年代の方からみると「名入れ」されたものはプレゼントと考えるでしょう。それはちょっとご本人にとっても嬉しいことではありませんか。ご年配者にとってプレゼントしてくれた方の顔が思い浮かべれるプレゼントほどうれしいものはないはずです。そういった意味でも「名入れ」プレゼントは特別な存在感があると思うのです。
名前が入った特別な存在感のある贈り物
プレゼントに名前が刻まれているとそれは世界で一つだけのその人のためだけのモノになります。そういったものが身の回りにあるととても心が落ち着くと思うのです。ファッションやインテリアもそうでしょうが「その人らしい」ものというものがあります。それは年配者になっても変わることなく、若い時からその人自身が築き上げてきた自分のブランドです。
そのイメージに沿った贈り物が贈られるということは、その人自身を回りの人がよく理解しているということだと思うのです。たとえば、お花の好きな人に花を贈るということよりも あの人は紫の色がすきだから紫の花を贈るとか、好きなものをより一歩踏み込んで考えた贈り物こそ本当に喜んでもらえる贈り物と思うのです。
そう考えたときにご年配者が一番大切に思い、好きなものとはなんでしょう。それはご家族や親族の方の健康や幸福だと思うのです。すでになんでも持っている世代です。モノよりもそれを贈ってくれたご家族や親族の心がなによりも嬉しいと思うのです。なので、傘寿の贈り物の名入れにはぜひ贈られる方々のお名前も連ねたいものですよね。
傘寿祝いの名入れポイント
長寿のお祝いの最初となる傘寿のお祝い。長寿祝いだからこそ、名入れにも気をつけていただきたいポイントがありますのでまとめてみました。傘寿祝いの参考にしていただければ幸いです。
賞状風に名入れする
お名前には様や殿など和文の場合、敬称をつける
いつまでもお元気でなどメッセージをつける
贈った人の名前、家族一同なども入れる
和暦より西暦が望ましい
いかがでしたでしょうか。一番最後の和暦/西暦はその贈り物を受け取った方の背景に因るものもあります。たとえば公務員や役所関係のお勤めされたことがあるなら和暦が親しみやすいでしょう。すべての名入れにおいて、受け取った方が「こんなところに気を使ってくれたんだなあ」と感じていただける部分があればいいと思います。また、プレゼントされるときに「こんなところがあなたっぽくて」と会話にしていただければプレゼントする場も和むのではないでしょうか。
そしてこの次にあなたがこのサイトを訪れてくださるときは、無事傘寿祝いを済まされ、次の8年後の米寿のお祝いをさがしにふたたび訪れていただければ幸いです。この記事が少しでもあなたのお役に立ち、また贈られた方、贈った方のご健康とご長寿を 心よりお祈りしております。