お隣さん同士のお付き合いは何かと難しいもの。騒音のトラブルや振動など、いくら防音設備が向上したとはいえ、マンションは見知らぬ者同士が壁一枚を隔てて暮らす空間。最近では壁一枚でなくとも近隣に保育所が開園するかもしれないというだけで新聞騒動に。それほど、ご近所のお付き合いは難しい時代になってきたということでしょうね。
でも、そういったトラブルを乗り越えて お隣同士が仲良くなれることは本当にありがたく、また幸せなことではないでしょうか。昔から「遠くの親戚より近くの他人」というがごとく、急な災難や病気・事故で頼りになるのはご近所だったりします。
不用意に仲良くなる必要はないでしょうが、もし可能ならばお隣さんとは親しくお付き合いしたいものですね。私などは子育て経験があるものですから ご近所さんからちょっと子供を預かって欲しいなどと言われると嬉しくなるくらいです。またそれが人様のお役に立つかと思うと社会貢献をしている気持ちさえ芽生えてきます。
そんなお付き合いを始めるポイントはやはり入居時・退去時のご挨拶。昔は引越し蕎麦といってお蕎麦を持って向こう3軒両隣りにご挨拶に伺ったようですが、今は少ないのかもしれませんね。それでも私の長女が引越しした時は引越し先のマンションの室数も少なかったことからご挨拶に伺いました。と、同時にどんな人たちが住んでいるのかを知るチャンスでもありました。
こういった引越しのご挨拶も時間が経てばしずらいもの。また次女の時はマンションの部屋数が多いこともあって両横隣り程度のご挨拶でした。でも、実際に生活を始めるとベランダ越しに背中をみたり、壁ごしに物音が聞こえたりと一番近い他人となるのです。やはり入居時のご挨拶は大切ということですね。
そういった入居時のご挨拶ですが やっぱり恥ずかしいなあと思うなら 退去時のご挨拶で練習されてはいかがでしょう?引越しが決まれば、早々に退去することは簡単です。でも、ここでちょっと手土産をもってご挨拶されてみては?きっと新居への引っ越しご挨拶の練習となり度胸もつくはずですよ。また、新しい入居先では今までと違ったご近所づきあいができるようになるかもしれません。また、長年仲良くしていただいたお隣さんだったなら 何かしらの手土産を一緒に。お互いの部屋で食事をする機会などあったなら、食器はいくらあっても便利なはず。お隣さんの名前を刻んだグラスなら喜ばれること間違いなしです。(引越しのご挨拶に手土産にしたいビアジョッキ)