今期はガラススタジオに週2回入ってのガラス作りです。先週の金曜日は久しぶりのガラスの吹き場。昨年の18日以来なので 約1か月ぶりでしょうか。いつも作っているガラスは吹き竿(中が空洞のストローのようなもの)ではなく、穴の開いていないポンテ竿 もしくは種取り竿のようなもので作業を進めるのですが、誤って早々に吹き竿にガラスを巻いてしまいました。ドロドロに溶けたガラスを見ると「早く何か作りたい!」と気持ちが早まってしまったのでしょうね。
気持ちが早まると 大体は失敗に終わるというのが世の常ではないでしょうか。ついつい急ぐと意に沿わないモノを買ったり作ったりするものです。私はお腹が空き過ぎてからご飯を食べると ついついたくさん食べて後から後悔します。案の定、誤って吹き竿で作り始めたガラスは途中で挫折。ポンテ竿に戻して再チャレンジとなりました。
何事も最初の段取りが大切なのは モノを作るのも、プレゼントを贈るのも同じこと。事前に相手が何が好みか 何を欲しがっているかをリサーチすることが大切です。そして、そのリサーチ結果が 相手の想いとドンピシャなら素晴らしい結果となることでしょう。ですが、往々にしてそうは行かないのも世の常です。例えば、彼女が「赤い口紅」を欲しがっていたとする。もしかしたら、テレビドラマの女優さんを見て そう呟いただけかもしれないし、翌日のパーティ用かもしれない。で、実際に「赤い口紅」を百貨店に買いに行ったとする。ブランドは何がいいか、口紅のホルダーの色は何がいいか、一言で赤といっても千差万別。そして、香りも値段も様々。そんな中から彼女にぴったりの1つを見つけたとしたら・・もう、それは運命の出会いでしょうね。
きっと彼女はどんな赤い口紅をもらったとしても喜ぶはずです。「うわ~キレイ。私にぴったり、ありがとう。」プレゼントとはそうゆうものであるのです。でも、それをずっと使い続けてくれるかは別の問題なのです。ならば、プレゼントも相手に合わせるだけでなく、「あなたらしさ」を強調してみてはいかがでしょうか。あなたらしさとは、プレゼントする相手を大切にする気持ちがあるということ。相手の欲しいモノばかり気を取られて、結局は無難な贈り物や不要なものになっていませんか?それよりも じっくりと大切な相手に伝えたいあなたのメッセージを考えて。きっとそこに答えがあるはずですよ。