西日本では数十年ぶりの大雪に見舞われた月曜日の朝。月曜日というのに、工房には定時になっても誰も来ない。そう、雪国の人から見ればビックリすることかもしれないけど、私の住んでる徳島では積雪数センチで車は往生し、あちらこちらで交通渋滞。普段路面が凍ることすらない道路で走っている人にとっては、ちょっとしたタイヤの滑りさえも恐怖なのです。
ある人にとっては当たり前のことでも、他人にすれば初めての経験、という話はよくあること。屋根の雪下しはテレビで見たことはあっても、実際の寒さや雪の重たさ、雪下ろしの道具さへ何を使えばいいのかわかりません。運転中のタイヤのスリップだって、スパイクタイヤとノーマルタイヤの違いさえはっきりしない私には スリップした後の車の状態は想像の世界でしかないのです。
これは天候に限ったことではなく、例えばパーティも同じこと。普段から結婚式やお祝い会など行きなれている人にとっては いつも用意している洋服に、いつものマナー、いつもの会話になるのだろけど、めったにないお呼ばれに行かない人にとっては、とても敷居が高い世界。何を着ていけば相応しいのか、テーブルマナーだって自信がない。知らない人と同席になっておしゃべりできるかな・・などなど不安が頭を過ります。
ですが、一度経験してしまうと それはもう不安ではなく話のネタになるというもの。北国の人にとっては屋根からの雪下ろしは日常茶飯事であっても、南国の人には武勇伝にさえなるものです。同じように 参加したパーティが如何にすばらしかったかを昨日の出来事のように鮮やかに語れたりするものです。誰だって最初は不安だけど 慣れてしまえば自信さえつきます。
誕生日プレゼントも 毎年誰かにプレゼントしている人にとっては恒例行事のようなもの。でも、とても素敵なものをみつけたとしても、普段からプレゼントをしていないと照れてしまったり 「気に入ってもらえるかなあ」と不安が先行します。ですが、プレゼントを贈らなければ その先に待っている相手の笑顔やあなた自身の満足感を得ることはできません。いつもお花や小物など 同じようなものばかりになっていませんか?たまには、名前入りのとっておきのプレゼントを。この贈り物でしか味わえない幸福の時間が待っていますよ。(降りつもった雪のようなガラスケースはこちら→)