お蔭さまで こちらのテーブルランプが完売となりました。
新柄ランプは 来月の予定です。今しばらくお待ちくださいませ。
完売させていただけるのは、本当にありがたいことです。もともとガラス屋のさとうガラス工房が何故ランプを販売することになったかというと、「美しいから」の一言につきます。
当店で扱うガラスは、当店が責任をもって名入れ彫刻させていただいております。グラス本体も、ビアジョッキやマググラスは委託で東京の田島ガラスさんに制作していただいており、リングスタンドやハンドメイドグラスは菅原工芸ガラスさんに制作していただいております。田島さんも菅原さんも、直接ガラス工房を見学させていただいた上で 取引させていただいております。ただ、テーブルランプやペアグラスなどはハンドメイドでありながら輸入ガラスを使っています。
10年程昔、沖縄の琉球ガラスがベトナムで製造されたガラスを沖縄県で製造したかのように表示して 公正取引委員会から原産国不当表示と指摘された事件がありました。その事件は琉球ガラスの信用を大きく傷つけました。
日本は人件費が高く、コストを抑えるためには海外品を輸入せざる得ません。ガラスの吹き場は夏場は40度以上の高温になり、その上火傷や切り傷が絶えない職業です。趣味でガラスを吹く人は多くとも、仕事人となるとその数は減ってしまいます。もちろんこれらはハンドメイドのガラスで、マシーンメイドのガラスは、そんな心配はいりません。また、マシーンメイドのグラスが高品質化したことによりハンドメイドのグラスの価格が崩れてしまいました。だから琉球ガラスのような事件が起こったのでしょうね。
さて、完売したテーブルランプですが 一つずつすべて手作りです。輸入品ですが どれも素晴らしい出来のものです。ハンドメイドなので すべて大きさや模様の深さ・色合いも違います。輸入時期により、大きく色目やカタチが異なることもありますが、そういった時は仕入れません。
お客様に「ランプの種類が減りましたね。」とお問合せいただいても、納得のできるものだけ輸入して販売しております。妥協すれば多品種で高価格なラインナップのランプもご用意することは可能です。でも、何事も適正価格というものがあります。一生懸命作ったから良いものとは限りません。これからもよい品質のものをお届けできるよう、頑張ります。