結び葉のデザイン名の由来は、木の葉が生い茂り重なりあっている様子を表したものです。夏の日差しを木陰から見上げる時、木々に覆われた青空を眩しく仰いだことはありませんか？そんな重なりあうような葉のイメージです。
この文章を書いている今は紅葉の季節。もみじや楓が美しく山々や庭園を彩っていますが、それらの葉も五月の新緑のシーズンには青々としていました。円熟を帯て、柔らかかった葉肉も厚みを増し、葉脈もしっかりとした太さになり、尖った葉先も丸みを帯びて、落葉のシーズンを迎えています。
植物に四季があるように、人の人生にも四季はあるもの。社会で多くの人と活躍していた頃は人としても少しぐらいの風や強い日差しにも立ち向かう若さがあったはず。でも、そうはいってもへこたれてしまいそうな気持ちにもなったはずです。思い返せば懐かしい記憶となりそうな経験も当事者からすれば、ドキドキハラハラの想いも。
そんな折に、一人ではないのだよ と声掛けされた時の嬉しさ、力強さは一生忘れられないものです。人生経験の豊富な先輩から まだ若々しい社会人へ。「みんな一緒だよ。」の想いを込めて。結び葉デザインのグラスをどうぞ。
