今年もあと2日!お正月花を活けました!
2008年から続けている草月のお正月花も、まだ6回しか生けてないかと思うと不思議です。
さて、花材は 寿松・お多福南天・千両・葉牡丹・ストレチア
お正月らしい豪華なラインナップ。それぞれにおせち料理のように意味があるのがお正月花のよいところです。
寿松は 読んで字のごとく寿
お多福南天も 文字どおり 難を展じて福を多く、
千両は お金に恵まれますように
葉牡丹は 寒い冬の季節でも華やかな牡丹のように
そしてストレチアは日本名 極楽鳥花で 花言葉は「寛容・未来」。
お正月の花材は自分で決めるのですが、木瓜の花にしようとしたところストレチアにしなさいとお達しが・・・
このストレチアは変わっているお花で上半分はオレンジ色の花びらがキレイに咲いていますが 下側の花びらは硬いガクに覆われています。このガクを人の手で開いて、花びらを外に出してやらないと自力では花が開かないのです。結構 強情なガクでして、中の花びらを傷つけはしないかとドキドキしながら引っ張り出すのですが 先生の「強引な位にやらないと出てこないのよ、引っ張り出しなさい。」との言葉にようやく花びらを外へ。こうやって人の手を借りてこのストレチアは大きく本来の美しい花を開花させるそうです。
極楽鳥花との異名も 咲き誇ると見た目が美しいこともありますが、そうやって人に引っ張り出されるまででてこなくても平気なところから名付けられているのかもしれませんね。それにしても いつもながら先生は手キビシイです(>_<)生花を通して、至らないところをさらっと指摘してくれます。あとは「お花は覚悟と気合を持って生けなさい。」と年末にふさわしい言葉をいただきました。いつも有難いことです。来年からは7年目のお稽古になりますが、流されずに自分らしい花を生けれるように心がけたいものです。
PS 水引を金銀にしました。これも先生から「丸く結んで、縁を繋ぐように。」
来年は今まで以上にご縁を大切に。華道から今年も多くのことを学んだ一年でした。