雨の日は昼間なのになんだか薄暗い。
そんなときは いっそのこと雨の日を楽しもう!
幼い時、雨の日が好きでした。
わざと水たまりのなかをジャブジャブと歩いたり、傘をクルクルと回したり、空に向けて口を開けて歩いたことだってあります。
そんな思い出はありませんか?いくら怒られても、楽しくて仕方なかった雨の日。大きくなって、水たまりを歩くと長靴の中に水が入って気持ち悪いと思うようになってから止めたり、傘を回す友達の水しぶきが自分にかかって、それは人に対して迷惑なことなんだと知ってから止めたり、理科の授業で雨粒には核があってそれは大気中のチリやホコリで雨は衛生的なものでないって学んでから止めたり・・・
そうやって学びながらオトナになってきたわけで 大きくなって雨の日が苦手というのは、雨で服が濡れるとか、ヘアスタイルがペッチャンコになるとか、なんとなく肌寒いとか、洗濯ものが乾かない、なんていう理由からではないでしょうか。
今でも雨降りの日は教室の少し汗臭くこもったニオイを思い出したりします。それからみんなで外に行けない時間、机を囲んでおしゃべりしたことや折り紙したこと。「雨」というキーワードでいろんなことが思い出せて、それから自分がその時どう感じて、どう想ったかなども、ちょっと美化しながら思い出したりします。そうゆうキーワードは人それぞれ持っていると思います。「カレーのニオイ」だったり「夕暮れのカラス」だったり、「夏のひまわり」だったり。
でも、そうやって思い返す時間って幸せな時間だなって思うのです。楽しいことばっかりじゃないかもしれないけど、それも自分の歩んできた道です。それを思い出して認めてあげることは自分へのご褒美だなって思うのです。