今日は久しぶりのワインスクール。
とはいっても 本当にまだ両の手ほどしかワインのコルクを抜いたことがありませんが・・
大してアルコールが強いほうではないですが、賑やかな場所が好きなのでお酒も嗜む程度に好きです。でも、ワインをスクールにまで通って勉強しようと思ったのは昨年の秋から。もちろん、それまでもガラス屋さんなので ワイングラスも含めてグラスを販売してきました。当店の場合は、ガラスといっても名入れをして販売するので、ガラスそのものを勉強するより加工技術を磨くほうが先決です。ましてやワインなどその先の先で、じゃあ、ビールは?日本酒は?となってきます。本当にそのとおりで勉強することは山積みです。昔よりも記憶力も読解力も落ちていて時間がいくらあっても足りない状態(笑
話が反れてしまいましたが、なぜワインを勉強するかというと 妙なところにこだわる私はせっかく当店で手をかけて名入れするならグラスそのものから作ったら完全オリジナルだ!と考えたわけです。最初はガラス炉でも持とうというぐらいの勢いだったのですが、冷静に考えるとそれではガラス職人としてお客さまによい品質のものをお届けできるようになるまでに数年はかかります。ならばデザインを考えて作ってもらおう!となったわけですね。そこで東京の木村硝子店さんの扉を叩き、自分の知識不足に思わず涙してしまったわけです。そして、恐るべしワインの世界!ガラスに関しては少しぐらいの知識があったのでなんとか理解できますが、ワイングラスにワインの知識は必須、それなのにワインは数年勉強したところでゴールが見えるような甘い世界ではありませんでした(涙
で、そうゆうときはプロに助けてもらうのが一番です。
ワインなら 日本にソムリエという言葉を定着させたほど有名な田崎真也さんという有名なソムリエさんがいらっしゃいます。ある時、木村社長が田崎さんに「ワインを飲むならリーデルだと思うのだけど、どうだろうね?」といった話から「じゃあ、日本でもワイングラスを作りましょう。」という話になり、国内の田嶌硝子さんでワイングラスを作って販売することになったのです。
とってもステキな話でしょ。私は本当に有難いことに木村社長からそのお話しを伺いし、田崎さんに確かめて、そして田嶌会長ともお話しさせていただき ほんとうに、ほんとうの、made in Japanのワイングラスだなと心酔したわけです。(と同時にワイングラスを作ろうとした自分の愚かさも恥ずかしかったのですが、まあ何事も挑戦です。)
実は木村社長という方が本当に素晴らしい方で10代目リーデル社の当主ゲオルグ・ヨーゼフ・リーデルさんが日本にこられたときに木村社長はリーデルさんに招かれてお食事をされたいうくらい業界ではすごい方なのです。でまあ、リーデルに関していうなら ワイングラスの王道ですからこれもリーデル社の主催するセミナーでしっかり講習を受けるしかなく必然的にワインの「わ」の字から勉強することになったわけですね。
日本のワイン第一者がデザインし、東京マイスターがつくった 国産のワイングラス!ほんとうに惚れ惚れしてしまいます。でも、みなさまに販売するには (私はほんとうにこだわるところがズレていると自分でもわかっているのですが)せめて ワインの基礎知識ぐらいは持ち合わせとかなければと・・・ただいま勉強中なわけなのです(^_^)v
もちろん、グラスの販売も近日公開予定です!お楽しみに。