写真撮影の勉強に行ってきました。なかなか奥が深いカメラの世界。勉強会を機にカメラを持って小旅行~を、まずは目指そうかな。(笑

インターネットのお仕事でお客様にお伝えできるのは 「文章」と「写真」。一昔前のカタログ販売のようなものでしょうか。昔はできるだけ軽いページがいいという理由で画像の画質も低かったり、文章も少なかったりしましたが、最近は美しい写真に 心を打つような文章が求められるようになり、ガラスやグラスの勉強の他にもやらなければならないことが増えて大変です。
皆様へお届けするガラスは お伝えする方法が変わっても そう変わるものではありません。ガラスはエジプトやメソポタミア文明の時代にはすでに人々の生活に親しまれてきた素材です。日本でも弥生時代後期の遺跡から発見されており その後も仏教や神事にも使われるようになりました。天平時代の正倉院「造仏所作物帳」にはガラスをつくる原料や着色料のことなども記録されています。それほどガラスは人を魅了する素材だったということですね。
なぜガラスは人を魅了するのでしょうか。それはガラスという素材の引き出しの多さにあるかもしれません。建築素材としてのガラス、医療器具としてのガラス・・そのほか色々な場面で利用されています。ガラスについての大学や学部もありますし、工学部で習うガラスもあれば、美術としてのガラスもあります。それほど身近なガラス。その身近にあるガラスを個人オーダーしたいと思うとこれがなかなかそうは行きません。もちろん ガラス工芸体験コースなど個人でもその場で作れるような場所もあります。
それでも ある程度の熟練と要しないと使い勝手のいいガラスはできません。
私は子供たちのお誕生日にケーキ屋さんでケーキをオーダーすることがあります。それには私があんまりお菓子作りが上手じゃないこととそれでも誕生日という特別な日に他の人と違う何かスペシャルなものをプレゼントしてあげたいって思う気持ちがあります。たしかに ありきたりな誕生日にケーキという組み合わせだけど そのためにケーキを作ってくれたお店や毎年の誕生日を親なりにがんばっている姿は子供の目にどのように映ると思いますか。
私が昨日伺った写真撮影の勉強会で 絞りやシャッタースピードなどを勉強して美しい写真が撮影できるようになったとします。それをみた人は「きれいだね」「ステキだね」と、お世辞ながらもつぶやいてくれるでしょう。しかし、その写真がそれほど上手で撮影できていなくても あなたの家族のポートレートだったり 大切な瞬間を切り取った写真なら、「きれいだね」「ステキだね」の言葉はなくとも パソコンのフォルダにダウンロードして取り置きするのではないでしょうか。
わたしたちが作りたいガラスはそんな パソコンにダウンロードしていただきたいようなガラスです。美術品のような美しさは難しいですが 心は芸術家!いただいた言葉を丁寧に刻んで 美しく仕上げることをなによりも大切にします。そうすることで贈った人も贈られた人も幸せになってもらえたら とっても嬉しいのです。