ワイングラスの形について・・・
どっちのワイングラスがいいですか?と問われれば。
テレビドラマといえば ほとんどアメリカの海外ドラマしかみません(もちろん、日本語の吹き替えですが。)そんないまだに海外生活に憧れているような私ですが、NHKの土曜ドラマ「ロング・グッドバイ」は別です(^^ゞ原作がレイモンド・チャンドラー、そして翻訳は村上春樹さんといえば、見逃すわけには行きません。
なにがいいかって、画面の細かな作り込みもステキなのですが、心理描写も小気味よくてお気に入りになっています。その中で第4話の冒頭シーンでクセの強い役柄ででている柄本明さんがステーキを食べながらワインを飲むシーンがあります。こうゆうドラマではワインの銘柄ひとつステーキの焼き具合にしても計算されているものです。(個人的には柄本明さんの肖像画が凄すぎて気になってしまう・・・)このドラマでは VICTOR’Sというバーでのギムレットがお酒のシーンとしてはメインですが、やはりワイングラスに目が行きます。
そのワインのシーンで出てきたのがバルーン型のワイングラス。丸い形のワイングラスなのです。ステーキと一緒にでてくるシーンとあって ワインもカベルネのような渋みのあるしっかりとしたワインなのかもしれません。エッチングがされているようなワイングラスではありませんでしたが、お伝えしたいことは しっかりとした味付けの食事には、濃い味のワインを選び 丸いワイングラス、逆にカルパッチョをメインにした軽い味付けの食事には 軽めのワインを選びオーバル型のワイングラスをお選びいただければ よいのではないかと。ワイングラスをお選びになるときも 肉食系の方にはバルーン型を、魚類系の方にはオーバル型がお薦めです。
これは使われる方の好みの味から考えたワイングラスの形の選び方ですが、これとエッチング模様の兼ね合いはまた別問題になります。でも、使っていただける方のことを考えてお選びいただくことが多いエッチングワイングラス。「お肉料理がお好きなので このワイングラスの形を選びました。」なんて一言添えられていると 贈られた方はワクワクですよね。このワクワクしたお顔がみたくて贈るのがプレゼントなのですから こんなワイングラスの選び方もあっていいのではないかと。
NHKドラマ「ロング・グッドバイ」は、2014年5月17日で最終回です。昔からハードボイルドな探偵モノが大好きだった私としてはとっても残念です。大人になれば、バーが似合う女になれるかと思ってましたが、いまだに居酒屋止まり。探偵という職業の人にも会ったことがない、平和な人生ですが 記念日の「お家でフレンチ」や「お家でイタリアン」に似合うワイングラスは、エッチングワイングラスが一番似合っていると思っている主婦歴23年でございます。