毎年お祝いするお誕生日や結婚記念、父の日、母の日、クリスマス・・・
たしかに、結婚挙式のためのお祝いなどは、一生に一度のことと思い、お祝いをする方もされる方も力が入りますが、「今年は何にしようかな。」と、例年のこととなるとちょっとテンションも下がり気味。
そのキモチがわからないわけでもありません。仲良しのご夫婦ほどその関係は空気のようになり、心から信頼しあっている家族ほどお祝いなんかしなくとも、普段のキモチがあれば・・・と思うものです。私自身も「母の日」を意識するようになったのはいつからでしょうか(笑
そんな毎年巡ってくるお祝いですが、それでも恙無く1年を過ごせれたことは本当に素晴らしいことなのですよね。病気やケガなく、思い煩うほどの気鬱なこともなく、「プレゼントを何にしよう。」と考えるれることはなんて素晴らしいことでしょう。この大事なく過ぎた日々に感謝する心をカタチにするのが毎年のプレゼントの極意ではないでしょうか。
当店のガラスを毎年1つずつご結婚記念日に年だけを変えてご購入いただいている御夫婦が何組かいらっしゃいます。きっとステキな御夫婦なんだろうなっと、機会があれば一度お目にかかりたいとおもっている御夫婦の方たちです。
過ぎて行く日に感謝することは なかなかできることではありません。私も「今日という日は二度と来ない。」と、いつも朝に思うのですが 夕方にはその一日、何を食べたかさえ虚ろになっている時があります(^^ゞそれでも、その時々で夕日の美しさや月の輝き、植物の成長には目を留めるように心がけています。上手に感謝できることとは、自然や風景だけでなく 誰かの何気ない一言やちょっとした行動にも思いを寄せることができることだと思うのですよね。それって単に自然を愛でるより高度な技術だなって思うのですよね。
私も、そうゆうことに気づける人になりたいと願っているのですが、そんなことに気づかせていただいたのも ご結婚記念日ごとにご購入いただけるお客様からだったような気がします。
いろんなお客様が「当店でお祝いのお品をお買い上げいただく理由は何なのだろう」と考えるときがあります。ガラスがキレイ、名入れができる、エッチングがキレイ、どれもプロとして自信があることですが やはりそれ以上にお客様の「想い」をカタチにすることを一番に考える!それができたらお客様も私自身も幸せだなって思ったりするのです。
今日は雨降りなので お庭の水遣りはお休みです。早めに帰って手のこんだカレーでも作りましょうかね。きっと明日のお昼ご飯の頃には食べ頃に。