「6月の花嫁は幸せになる。」というヨーロッパの言い伝えを 日本の結婚式場業界が利用してジューンブライドを有名にした話を以前ブログに書きましたが 果たして日本の6月の晴れはそんなに少ないのだろうか・・・と、素朴なギモンが。
ヨーロッパでは気候のよい6月に、また農作業の閑散期でもあるこの時期に結婚することで生涯幸せな結婚生活を送れるなどと言われ 幸せな結婚生活の象徴のように語られるジューンブライド。とはいえ、日本の6月も心配するほど雨が降らないのではと思ったりするわけです。たとえば北海道の冬の雪が降る日に比べると少ない・・・などと浅はかなことを。
調べてわかったことは 年間晴天日数の全国平均は217.6日。1年の60%が晴れ、週のうち4日は晴れなのですよね。ただし都道府県別にみると なんと晴れの日率1位は香川県(249.5日) 2位同率 徳島県と愛媛県(245.9日)4位 高知県(245.1日)四国四県が上位4位を独占(^_^)v
当店があるのは徳島県、それも香川県との県境ですから 雨の日への意識が薄いわけですね。逆に晴れの日が少ないのは秋田県(158.5日)新潟県(168.7日)福井県(168.9日)・・・・なんだか、すみません(^_^;)
いえ、猛反省です。毎日天気予報で全国のお天気をみることはあっても、自分の住んでいる地域でしか考えていない。想いの至らなさですね。お恥ずかしいかぎりです。
これはお天気のことだけではなく「隣の芝生は青い」と同じことではないでしょうか。結婚生活なども どこかの誰かさんと比べて自分は幸せだとか 不幸せだなどと考えてしまうかもしれませんが、全国平均から比べると恵まれているということに気づきにくかったりするものです。
結婚生活は、お天気と一緒で晴れの日もあれば雨や曇りの日もあります。いちいち、雨だの曇りだのと騒いでいるとせっかくの雨の合間の晴れや、曇りからの晴れになるといった ちっちゃな晴れを見過ごしてしまうかもしれませんよ。ちっちゃな晴れを少しずつ足し算して行けばおっきな晴れにもなるというものです。
なので、結婚挙式当日は ご招待客のことを考えれば「晴れ」が望ましいのは当然ですが、初夏に入る梅雨の頃の結婚式もステキかと思います。まずはご本人たちが幸せであれば、真夏でも真冬でも 大雨でも幸せには変わりありませんものね。そして挙式をあげようと思われたことに対して大きなエールを送りたいものです。
入籍したけど 結婚披露宴を行わないカップルは51% (経済産業省・厚生労働省白書による)に上るそうです。年齢や費用の問題で派手に行わない人たちが増えているようですが うれしい結婚の報告をいただいたなら 何かしらお祝いをしたいものですね。なぜなら、結婚披露宴を行わないカップルは離婚率が高いという結果もあるからです。
お天気さえも味方につけてしまいたくなるほど 不安な結婚生活のスタート。せめてカタチに残るお祝いで二人の新婚生活を応援したいものですね。