視力は悪い方です。こうやってパソコンを打つ時も、メガネは必須アイテムです。なので、ガラスに細工をしたり、デザインを作るときもメガネはかかせません。ですが、メガネは万能ではなくレンズを一枚通してみるわけですから 歪が生じる時もあります。何しろ数ミリ単位のデザインから数十センチの大きさのものまで扱うわけですから、常に同じように見える裸眼が恋しいです^_^;
そのうえサンドブラストという細工はガラスを砂で彫るわけで、目でみるだけではわかりづらい時もあります。透かしてみたり、手で触ってみたり、上からも横からもいろんな角度から光をあてて確認したり・・それでも、最後に出来上がったものを見ると均一に彫れてなくてやり直し。
プロというのは、自分が納得した作品を世に出して行くことだと思っています。なので、それまでに何工程も作業しておきながら 最後に「あらら、もう一度!」と、最初からやり直しする時は自分の潔さに「カッコいい!」なんて、自画自賛したりするものです(笑。
人を見る時は「心の眼で。」などともいいますが、なんとなくガラスとの付き合いに似ているかなと思ったりします。一人の人といろんな角度から付き合ってみて、それでも上手く行かない時は「あらら。」と思う時もあったりするからです。
たとえば、いつも仲良くしていていただいていて、その方のお誕生日に自分では渾身のプレゼントを贈ったとします。それでも、自分が期待していたより反応が無かったり、逆にその価値が分かってもらえなかったりすることはよくあることです。そんな時こそ「あらら。」の出番です。お誕生日祝いはその日だけではありません。また翌年に必ずめぐってくるものです。もう一度チャレンジすることこそが自分自身にとって大切なことになります。
「あらら。」と諦めてしまうのは、何かしら期待していてその結果が自分の意に反していたり、無反応だったときに心が折れて、辞めてしまいます。私たちはガラスをお届けすることをお約束しているので必ず送り出しますが、それは人とのお付き合いも同じこと。人とのお付き合いは約束の連続です。なので、心折れても「あらら。」と自分の心を仕切りなおせば大丈夫。そうやって相手も自分も成長して行くというものです。最近、「あらら。」の連続で心がクタクタなことはありませんか?こちらのガラスがそんなあなたの心を癒します。→
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