ワインを飲むのが好きです^_^;美味しいワインとか高価なワインが好きというのではなく、なんとなくその雰囲気が好きだから。日本酒やビールだって美味しいし、お料理や雰囲気を盛り上げてくれますが、ワインは私の中では、お正月に着る着物の感覚に似ています。お節料理や初詣の準備で忙しいけど、着物に袖を通すのは自分を心豊かにする儀式。メンドウだけど、とっておきの時間。
いつもと変わりない日常にほんの少しのピリッとした空気感を醸し出してくれるもの。それはふだんインスタントコーヒーしか飲まないのけど、たまに淹れるペーパーフィルターでのコーヒーや、シャツではなくふだん使うエプロンにアイロンをかける、出勤前に庭の落ち葉を掃く、そんな感覚でしょうか。
ついつい時間に追われると、冷蔵庫からビールを缶のままで、ごくり!ということはよくある日常です。でも、ちょっとしたお惣菜とワインのある夕食は、時間の流れを変えてくれます。缶ビールのように手軽に行かないその手間が食卓の空気感を変え、心に癒しとゆとりをもたらしてくれます。
そんな空気感を作り出してくれるワインなら やはり時間をかけて作られたワイングラスでいただきたいもの。ワインを買えばおまけでついてくるワイングラスだって、キッチンのコップで飲むよりはるかによいのですが、そこまで頑張ったなら ぜひワイングラスにもこだわっていただきたい。
それでも食器棚に、おまけでもらったワイングラスしかなかったら、それは少しツライかもしれません。ワインにお金を使う人は多くいても、ワイングラスにお金をかける人はまだ少ないでしょう。それはワインは気軽に街の酒屋さんで、年代ものの高価なワインでも手に入りやすい。インターネットのお店でも酒屋さんの数は多い。それに比べグラス屋さんの数は少ない。酒屋さんで販売しているワイングラスだって、専門的なワイングラスはめったにありません。誰だって、ちょっと大人な気分になりたい時はあります。そんな時はスーパーの片隅のワインコーナーでおススメのワインを1本。そして、それに合うお惣菜を少し。
ワイングラスは、ちょっと酒屋さんで!というほど気軽に買えるものではありません。理由は「本格的なワイングラスは売っていないから」。だからこそ、いつものギフトをワインからワイングラスへ。いつか買ってみたいと思っているものをプレゼントされた時ほど嬉しいことはありませんよ。ワイン好きから、ワイン初級者まで どなたでも楽しめるワイングラス。まずはご自分用にということで、秋のボジョレーヌーヴォーを楽しむのも、心豊かな時間の始まりです。(お薦めワイングラスは→
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