当工房は阿讃山脈近くにあります。最近地震やら噴火など自然災害も多く発生しており、災害に見舞われた方には心よりお見舞い申し上げます。また、当工房の場所も中央構造線断層帯の上にのかっており 地震などの災害のニュースをみるたびに他人事は思えませんし、また活断層の上で生活していても、この地から離れる気が起こらないキモチもよく分かります。
この季節、山々は赤や黄色に色づき その稜線は美しく裾野までくっきりとみえます。そんな山々に所々できる影。それは流れる雲の影。風にたなびき ゆったりと流れる雲の影を、色づいた山で目で追うのはなんとも幸せな気分にしてくれます。空気も澄んでいて まさに「天高く馬肥ゆる秋」。そんな自然の近くで住んでいると他の地に住みたいという気持ちが湧いてきません。
潮風が薫る海辺の町や、山間の日当たりのよい町、24時間人が活動し続けるにぎやかな街や、閑静な住宅街に高層アパートメントが立ち並ぶ街など テレビで紹介されると気がそそれられることもあります。それでも住み慣れた町には「自分しか知らない良いところがある!」と信じ、その良いところが気になって愛着をもって住み続けます。
それは前述の自然の風景かもしれないし、特産品や地域とのつながりなどかもしれません。その「良いところ」はその人にだけしか分からないものなのです。それは長くお付き合いする人も同じこと。他の人からみれば、危なっかしい人に見えても 長くお付き合いするということは その人にしか気づかない「良いところ」が見えるからです。
なぜ自分はそれを気に入っているのか考えることは、自分を知る上でも大切ですし、長くそのモノやコト・ヒトとお付き合いする重要なキーになります。先日も朝のテレビ番組で「あなたがずっと続けているもの」という質問に「体操教室」や「あるバンドのファン」・「画像編集」に「お菓子の包み紙集め」など様々な答えが飛び交っていました。その続ける理由を熱く語る本人以外の頭からはハテナマークの連続ですが。でも、とっても何事も続けることはステキなことだと思いますよ。さあ、あなたのずっと続けていることはなんですか?あっ、私は15年ほど
こちらを続けさせていただいております^_^;