本物の黒いレコードを見たことがある人はどれくらい居るでしょう。もちろん、私はLPレコードを持っている派ですが、自分の娘達はその扱い方さえ謎なのではないでしょうか。(笑)音楽はすでにポータブルで聞くよりスマホでダウンロードして聞く時代になったようです。時代の流れは速いものですね。
と、LPレコードの話が終わってしまいそうなので^_^;LPレコードはCDと違い取扱い要注意です。保管も湿気や歪を嫌い、平な場所に立てて保管します。平積みなど以ってのほか!だって、下のLPレコードを取り出す時に山が崩れるし、LPレコードに重みは禁物です。
そして、そのたてかけてあるLPレコードの棚から1枚取り出し、ハードカバー(ほとんどが紙製)の中の薄いビニールに入った円盤型のLPレコードを取り出します。そしてそのLPレコードをターンテーブルの上へ。軽快に回り始めると初めてそこで針を落とします。聞こえてくる音楽はハードロックであろうが、演歌であろうとポップスであっても円盤と針の関係から柔らかく心地よい響きです。
聞き終わると、今度は針をホームに戻し 回転が止まったターンテーブルからLPレコードを取り上げ、ビニールに入れてハードケースに入れて、元通りの棚へ。CDを聞くよりはるかに手間暇がかかります。記憶が定かでない部分もありますが、このような手順を踏んでLPレコードとCDの奏でる音の違いは微妙なほどですが、CDでは出せない温もりのある音を味わうことができます。
これは既成のワイングラスと職人手作りのワイングラスとの違いに似ているかもしれません。結局は両方ともワインを飲むことができますし、その味の違いは微妙なほどでしょう。それでもハンドメイドのグラスを片手にワインを飲むのは、その作り手の想いを感じることができるからです。ワインだってそのうちコルク栓からスクリューキャップに変わってしまうかもしれません。ですが、単に古き時代を懐かしむためでなく 手間暇かけることはそのモノへの造詣を深めることにもなります。それこそが、人生を豊かなものにするのではないでしょうか。と、高校時代 元放送部員が熱くLPレコードについて語らせていただきました。今はこちらのワイングラスを語らせていただいております→
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