薔薇の新芽
薔薇の新芽がとても柔らかく芽吹いています。花を咲かせる頃にはトゲトゲしく感じる葉っぱや茎のトゲも見るからに柔らかそう。生れたての赤ちゃんのことを赤子といいますが、この薔薇の新芽も赤子のようにホヤホヤしています(^^)v
この赤は、アントシアニンという色素が影響しており、太陽光に含まれる紫外線による害作用を防ぐためとされています。若い葉はまだ葉緑体が成長しきっておらず そのため日焼け止めクリームのような役割をアントシアニンは負うのです。
写真の薔薇は ブルーにピンクがちょっとかかったブルーライト色の花をつけますが、その上品な色目から今の赤い新芽は想像できません。ですがこのアントシアニンのおかげで 美しい花をつけると思うと今から花の成長さえも楽しみです。
先行きが楽しみなことは「新芽」の特権ではありません。若いからこそ、どんな花をつけるのかワクワクもしますが、心配もします。もしかしたら、フツーのピンクのバラになるかもしれないし、台風で開花前に折れてしまうかもしれない、病害虫に蝕まれるかもしれない・・・心配事は尽きません。
それでも、花の成長を見守るのがガーデニングです。消毒剤を散布したり、支柱を立てたりしてもダメな時は どうやってもダメなものです。それでも、その時々に自分自身が後悔しないようにお世話をすることで ダメな時でさえも、清々しい気持ちになります。お花自身の生命力が最後にはモノ言うというのは、百も承知しているからです。
それはガーデニングに限らず、子育てや自分育てなどにも共通する考えです。親は一生懸命子供の事を考えて育児しますが、最後は子供自身の問題だ言われることは世の常ですから。それでも、ついつい心配して あれこれと世話を焼いてしまう。でも、そんなお母さんが私は大好きです。母の日ギフト→こちら


