月が美しい季節になりました。
満月の夜は年間で12~13回あるのに、なぜか秋は「中秋の名月」といって月を愉しむ趣があります。幼稚園の頃にお月見団子を作ったのも秋の月を愛でるためでした。
中国では古くから「望月(月をみる催し)」という行事があって、月を愉しんでいたそうです。日本では季節柄、稲の豊作を祈りの祭りの意味合いが強いそうですが、正確な起源はわかっていないようです。それでも、一年に一度 夜空を見上げる楽しみがあるだけで心豊かになりますよね。
本当は夜空を見上げるのに なんの口実も決まりも必要ありません。好きな時に好きなだけ夜空を見上げて月や星を愉しめばいいのです。ですが、「好きな時に好きなだけ」と言われると逆に見るのを忘れてしまったりしませんか?「いつでも見れるから、明日でもいいや」「今日は忙しいから、また明日にしよう」そういいながら結局は時機を逸してしまう。そうゆうことは多々あることです。
遠く離れて暮らすご両親に便りを出したり、疎遠になっている友人に連絡をとったり・・・そうゆうことも同じだったりするのではないでしょうか。「便りが無いのは元気な証拠だから、また今度ゆっくり帰ろう」「相手もなにかと忙しいだろうから、また時間のあるときに」「縁があれば、また会えるはず」・・・そうやって月日が経ってだんだんと疎遠になって行く。ちょっと寂しい気がします。
いつも気持ちが傍にある人ほど、気が付けば数か月も会っていない。会わない時間が長くなるほどますます逢い辛くなるものです。今週明けは「敬老の日」。それも三連休!おじいちゃんやおばあちゃんに最近会ったのはいつですか?幼い頃は両親に連れられて会いにいっていたはずなのに、親元を離れると疎遠になってしまうおじいちゃん、おばあちゃん。
心はいつも近くにあっても、ちょっと顔を見せるだけでもきっとビックリするぐらい喜んでくれるはずですよ。会うのに手土産なんか必要ないでしょうが、もしおじいちゃん、おばあちゃんが、傘寿の80才や喜寿77才・米寿88才といった節目のお誕生日なら、月明りが似合う星月夜のランプなんていかがでしょう。(長寿のお誕生日祝いにテーブルランプ→こちら)