涼しくなってきたので、お花を楽しむ余裕ができてきました
秋の草花が紅葉を前に咲き始めると秋だなあと思います。沿道のススキの穂が黄金色に輝いていたかと思うと急に真っ白な穂になり、秋を視覚で感じます。
春先の花に比べ、どっしりとした安定感を感じる秋の草花。暑い夏の日を耐えて成長してきた余裕でしょうか。人も若い時より年を重ねた人の方が風格があり、なにかしらの越え難いオーラを感じるときがありますよね。
昔はそんな苦労した人の顔つきがとても苦手でした。いまでもノホホンとした苦労知らずのようなお顔つきの人が居心地よく感じます。
でもそんなノホホンとしたお顔の人こそが本当の人生を知っている人なんだなあと思えるようになりました。学校でいうなら進路指導の先生より校長先生みたいな。ちょっとしたことで動揺してしまう若い頃、いろんなことを経験したからこそ、それぐらいのことで人生何も変わらないことを知っている年長者の余裕。
私も自分より年齢の若い人たちにはほんの少し余裕を見せれるようになってきたかと思うのですが、年長者に対してはやはり太刀打ちできません。どんなに密度の濃い人生を歩んだとしても、歩んだ人生の時間は追い越すことはできないという事実。
もうすぐやってくる敬老の日には、ただただその生き抜かれてきた時間に敬意を込めて、その笑顔の裏にあるストーリーを聞くことができたなら。その時間はあなた自身にとって、かけがけのない一生の宝物になるかもしれませんよ。(敬老の日に尊敬と愛をこめて、オリジナルフラワーベースの贈り物)