風薫る季節ですね。
山々に芽吹く新緑が山の緑のグラデーションを美しく彩り、普段 スマホやパソコンばかり見る目に癒しを与えてくれます。木々を間近で見るのも新緑の勢いを感じて清々しいのですが、遠目から見る山の木々はほどよくオブラートに包まれているようで、なんだかホッとします。
それは物事も同じことが言えるのではないでしょうか。何事もストレートに物事を見ることは大切ですが、時には少しオブラートに包むのも良いかも。特にこの春から社会人になった人たちには、寛大な眼差しを向けることも大人として必要な術かもしれませんよ。
今はインターネットの婚活が流行っていますが、昔は結婚に関してお見合いが主流だった頃もありました。当時は検索で人のことを調べるなんてことはできませんでしたから、それとなく知り合いの伝手で情報を得たものです。その際、あまり良い縁でなかった場合、「便がよくない」とただそれだけ相手方に伝えました。決してあれこれ詮索じみた会話はせず、便がよくないとだけ。
人は詮索したくなるものですが、なにもかもあからさまにしてしまっては風情がないというもの。人は成長するものです。当時はそうであったとしても数年すれば見違えるほどの立派な人になっている場合も多々あるのですから。中国のことわざで「男子三日会わざれば刮目して見よ」とうのがあります。3日会わないだけで、驚くほど成長していることがあるという意味。
人は成長するから面白い!出会った頃の二人も多々失敗を繰り返しながら、ステキなカップルになるようなもの。だからこそ、そんな二人をオブラートに包んで。そんな想いをこめて、ダブルハートのガラスケースをブラストしてみました。