今年の端午の節句も無事チマキを買い忘れることなく食べ終わることができました(笑
我が家には男の子がいないので想像ですが、今年ご長男やご次男の誕生で初節句を迎えたご家庭ではさぞや忙しかったのでは。お雛祭りと違い、毎日上げ下げをしなくてはならない外飾りの鯉のぼりはご家族全員の協力が必要だろうなあと 天高く舞う鯉のぼりをみて つい微笑んでしまいます。
通常 節句飾りは、ご両親のご実家が贈るもの。そのお返しもお節句が終わると考える頃ですよね。私は実家に弟がいて 弟のために父の実家が購入した鯉のぼりは その願いのほどが伝わるほど立派なものでした。すでにそれを贈った父の母も亡くなり、弟も鯉のぼりを上げてもらう年齢から上げるほうへの年齢となりましたが、いまでも鮮明に残る記憶です。
でも、その記憶はマンションの窓に立てられた鯉のぼりをみても 思い出しますし、川幅いっぱいにかけられたイベントの鯉のぼりを目にしても思い出します。誕生日や結婚記念日と違って 端午の節句やお雛祭りは 日々通る道やお買い物するスーパーでも体感できるシーズンイベントだからかもしれませんね。
節句飾りを飾った家族は、例えよそのお家の節句飾りをみるたびに自分たちの家族の思い出を思い出すことでしょうし、それを贈ったご実家のご両親も孫の成長だけでなく、自分たちの子が幼かった頃の記憶を思い出すことでしょう。そして、そんな自分たちの子供から贈られた節句祝いのお返しは、どんなものでも嬉しいもの。だけど せっかくのシーズンイベントのお返しなら 毎年 この季節に飾りたくなるものを選ばれてはいかがでしょう。そんな思い出を紡ぐようなお返しなら、単なるお返しではなくそれはすでに親孝行の一つのカタチなのかもしれませんよ。(端午の節句のお返しに→)